「何を言いたいのかわからない」小学生が変わる! 説明上手になる「まつだくん」メソッドとは?

熱海康太
2025.09.09 14:54 2025.09.11 12:00

他の子の前で発表する小学生の子

「うちの子は話すのが苦手で」「何を言いたいのかよくわからない」そんな悩みを抱えていませんか?説明が上手にできることは学習面だけでなく友人関係や将来の社会生活においても重要なスキルです。

元公立学校教員として多くの教育書を執筆し、現在は「先生の先生」として活動する熱海康太氏が提案するのは、「まず」「つぎに」「だから」の3つの言葉を使った「まつだくん」メソッドです。この枠組みが効果的に説明力を向上させてくれます。

「まず」きっかけを作る言葉

算数の問題を解く小学生

最初の言葉が出ない、ということが小学生にはよく見られます。逆に、最初の一言が出ればスラスラと話せる子もたくさんいます。最初に「まず」と言うことを決めて、始めに行ったことについて話していきます。この型が決まっていることで、安心して話し始めることができます。

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi