中学受験ラスト3ヶ月 子どもを「伸ばす親」と「潰してしまう親」の関わり方の違い
受験が近づく秋は模試の結果に一喜一憂しては子どもに「そろそろ本気を出してほしい」と焦りを感じやすい時期です。特に中学受験は、小学生にとって初めて迎える大きな挑戦。親も「大丈夫かな」と不安になりやすいものでもあります。「のんびりしているように見えるわが子」にイライラしてしまう親御さんも少なくありません。
秋から入試直前までの期間、親ができること・してはいけないことについて、『おうち受験コーチング』の著者で、これまで3,486人の家庭学習をサポートしてきた自宅学習のプロ・詩織先生に伺いました。
(聞き手・構成/一般社団法人Raise・宮本さおり、文・すえこ)※写真はすべてイメージです
親も子もドキドキ、受験直前の秋
夏休みが終わると9月からは入試に向けての模擬試験が続きます。思ったより成績が伸びないことに焦りを感じ始める親御さんも出てきます。親は子どもがのんきにサボっているように見えて、気持ちがピリピリ、つい強い言葉で子どもに発破をかけてしまうことも。
しかし、のんきにしているように見えて、実は強いプレッシャーを感じている子も多いのです。
絵で見てわかる 子どもが自走する言い換えビフォーアフター(鈴木詩織 著、みらいパブリッシング 刊)
忙しい保護者のための子どもへの声かけ言い換え集。家庭教師、個別指導塾講師など多くの経験を経て、著者がたどり着いたプログラム「おうち受験コーチング」。
勉強を “教える” のではなく、保護者が “そばにいて支える” コーチングによって「自分でやるしかない」、そして不思議なことに怒られるわけでもないのに「やらなきゃ」と自然に子どもが思うようになる著者開発のプログラムを、おうちで簡単に実践できるよう解説しています。