現役生は直前まで伸びる!大学受験ラスト3か月で親ができる『環境づくり』と『声かけ』のコツ

一般社団法人Raise・宮本さおり(聞き手・構成),すえこ(文)
2025.09.26 14:40 2025.09.26 14:40

受験会場の入り口

受験シーズンが近づくと、親も子も気持ちが落ち着かなくなるものです。特にラスト3か月は、模試や過去問の結果に一喜一憂し、焦りや不安が募る時期。高校受験や大学受験は、中学受験と違って本人の意思が強い印象がありますが、それでも親の声かけの影響は大きいもの。

本人の気持ちを尊重しつつ、将来の夢のイメージを一緒に膨らませていけるような声かけが大切となります。「試験前日まで偏差値は上げられる」と専門家の方はいいますが、直前期に親がどう関わるかで、子どもの力をより引き出すことができるようです。今回は『おうち受験コーチング』の著者であり、これまで3486人の家庭学習をサポートしてきた鈴木詩織先生に教えていただきました。

(聞き手・構成/一般社団法人Raise・宮本さおり、文・すえこ)※写真はすべてイメージです

偏差値は直前まで上がる?現役生の強み

テストに挑む子ども

「受験まであと3か月でも偏差値は上がるのか」という質問を受けることがありますが、高校受験も大学受験も、直前まで伸びますというのが答えです。

鈴木詩織

鈴木詩織

一般社団法人受験コーチング協会代表理事代表。自宅学習の専門家。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。『おうち受験コーチング』(みらいパブリッシング)著者。12年にわたり学習コンサルタントとして3486人の家庭を訪問し子どものやる気を挙げてきた。プログラム受講生の95%以上が学習の習慣づけと成績UPに成功している。

絵で見てわかる 子どもが自走する言い換えビフォーアフター

絵で見てわかる 子どもが自走する言い換えビフォーアフター(鈴木詩織 著、みらいパブリッシング 刊)

忙しい保護者のための子どもへの声かけ言い換え集。家庭教師、個別指導塾講師など多くの経験を経て、著者がたどり着いたプログラム「おうち受験コーチング」。
勉強を “教える” のではなく、保護者が “そばにいて支える” コーチングによって「自分でやるしかない」、そして不思議なことに怒られるわけでもないのに「やらなきゃ」と自然に子どもが思うようになる著者開発のプログラムを、おうちで簡単に実践できるよう解説しています。