試験100日前! 中受のプロが教える「直前期に子どもが急に伸びる」親の共通点
ここ数年、中学受験は全国的に過熱しています。私立・国立を問わず受験者数は右肩上がりで、首都圏では「小学3年から塾通い」が当たり前になりつつあります。背景には、大学入試改革への不安や、学校ごとの教育方針の多様化、さらには「早く安全な環境に入れたい」という親の思いもあるでしょう。
しかし、その熱気の中で、「親が焦り、子どもが疲れている」というご家庭も少なくありません。受験は本来、子どもの人生のスタート地点。焦りをどう乗り越え、子どもの力をどう引き出すかが大切です。
入試まで残り100日。中学受験を経て東京大学に進学し、現在は教育コンサルタントとして多くの親子を支援している長谷川智也先生に、受験直前期に親ができることを伺いました。(文・吉澤恵理)
詰め込みすぎは逆効果、自走力が育たない
――模試の結果に一喜一憂し、中学受験の専門塾だけでなく、家庭教師を毎日お願いしようかと考えるご家庭もあるようですが、できる限りのことはやるべきでしょうか?
焦りますよね。でも、詰め込みすぎは逆効果です。
中学受験で後悔したこと 失敗しない「頭・時間・お金」の使い方(長谷川智也、講談社刊)
多くの「中学受験での後悔や失敗」から学べることは何? コレさえ「しなければ」大丈夫!を集めました。 読んで損なし!! 東大卒のプロ家庭教師であり、ユニークな「単発授業方式」で25年以上にわたり多くの家庭を見てきた著者だから知っている、多くの家庭の「失敗」とその対処法をとことん伝授します。
