中学受験に落ちた子のその後 「公立で良かった!」と親子で笑顔になれた理由とは?

中学受験の不合格。その瞬間、世界が終わったように感じる子どもがいます。しかし半年後、多くの子が「公立で良かった」と言えるようになっています。元公立学校教員で多数の教育書を執筆、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事として活動する熱海康太さんが、受験に落ちた子どもの心の回復プロセスを解説。公立中学での新しい出会い、勉強面での意外な発見、経済的余裕が生んだ可能性まで、子どもが輝ける場所の見つけ方をご紹介します。
最初の1か月は心の回復期

「息子は不合格の日から2週間、ほとんど口をきかなくなりました」。そう語るのは、神奈川県に住む小学6年生の母親です。第一志望だった私立中学に不合格となり、地元の公立中学に進学することになったDくん。3年間の受験勉強が報われなかったショックは、想像以上に大きかったといいます。





























