子どもがいきなり吐いた、どうすれば? 医師が教える嘔吐・下痢の見極め方と水分補給のコツ
子どもの嘔吐や下痢は、ある日突然始まることが珍しくありません。特に感染性胃腸炎は、発熱や食欲不振といった前兆がほとんどなく、「いきなり吐いた」という形で始まることも多い病気です。だからこそ大切なのは、「すぐ病院に行かなければ」と焦ることよりも、まず落ち着いて、いま何が起きているのかを見極めること。
しかし、どこまで様子を見てよいのか、どんなときに受診すべきなのか、そして家庭では何をすればいいのか、悩みますよね。
そこで今回は、竹内内科小児科医院院長の五藤良将先生に、嘔吐・下痢が始まったときの初期対応と自宅ケアについて聞きました。(文・吉澤恵理)
嘔吐や下痢が始まったら様子を見ていい?
――嘔吐や下痢が始まったら、まず様子を見ていても大丈夫ですか?
急に吐いたり下したりすると、不安になりますよね。
でも、多くの場合はまず様子を見て大丈夫です。
少しでも水分が取れていて、呼びかけに反応があるなら、慌てて受診しなくても、自宅でケアをしながら経過を見て構いません。
目安になるのは、次のポイントです。
少量でも水分が飲めている
半日以内に尿が出ている
ぐったりしていない
血便や強い腹痛がない
こういった状態であれば、過度に心配しなくて大丈夫です。
受診が必要なサイン
――では、どんなときに受診を考えればいいですか?
様子を見ていいか迷うときは、次のサインを確認してください。