元教師が「きょうだいゲンカは成長のチャンス」と語る理由は? 親の上手な関わり方

熱海康太
2026.01.14 23:05 2026.01.15 19:00

兄弟でケンカをする小学生のイメージ

きょうだいゲンカが絶えない家庭で、親はどう対応すればよいのでしょうか。元公立学校教員で多数の教育書を執筆している熱海康太さんは、「きょうだいゲンカは成長に必要なプロセス。すぐに介入するのではなく、見守る姿勢が大切」と語ります。ただし、放置してよいケースと介入すべきケースの見極めも重要です。熱海さんが教える、きょうだいゲンカへの適切な対応とは――。

きょうだいゲンカは成長に必要なプロセス

雨の中傘を指して歩く男の子と女の子

きょうだいがいる家庭では、ケンカが日常茶飯事です。親としては、毎日のように「やめなさい!」と仲裁に入ることに疲れてしまうこともあるでしょう。

しかし、きょうだいゲンカは決して悪いことではありません。むしろ、社会性を学ぶ大切な機会なのです。

ケンカを通じて、子どもは「自分の気持ちを主張する」「相手の気持ちを理解する」「譲り合う」「仲直りする」といったスキルを身につけます。親がすぐに介入してしまうと、こうした学びの機会を奪ってしまうことになります。

基本は「見守る」姿勢で

きょうだいゲンカが始まったとき、親はすぐに「やめなさい」と止めたくなります。しかし、基本的には

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi