「習い事が多いとかわいそう」は時代遅れ? 7つ8つの習い事でも笑顔でこなす子の特徴

高濱正伸

「習い事が多すぎると、子どもがかわいそう」…そんな価値観は、もう時代遅れかもしれません。今や7つ8つの習い事をこなしながらも、イキイキと通う子どもたちの姿は珍しくありません。

花まる学習会代表の高濱正伸さんが「習い事」との向き合い方について語ります。

※本稿は、高濱正伸著『AI時代を生き抜く人間力!伸び続ける子が育つお母さんの習慣』(青春文庫)から一部を抜粋し、編集したものです。

10歳以降は「頼りになる師匠」を見つけること

今や習い事を何もしていない子を探すのが難しいほど、子どもに習い事をさせるのが当たり前になっています。

「習い事が多すぎると、子どもがリラックスする時間がないのでは? やらされている子どもがかわいそう……」かつてはそんな声も聞きました。

でも、最近実感として思うのは、習い事も子どもが楽しんでやっている限りは必要なことだということです。

先日も雪国スクールの帰りに、子どもたちに「習い事は何をやってるの?」と聞いてみたところ、みんな7つも8つも答えるので驚きました。

「大変だね」と言うと、子どもたちはイキイキと、厳しい先生がいることや、失敗するとこんなことをされるといったことなどを、楽しそうに話すのです。

いまは習い事=親にやらされている、といったことは少なくなっているのかもしれません。みんな好きで楽しんでやっているし、時に厳しく、時にやさしく楽しい、いい「外の師匠」を持っているなという印象を受けました。

習い事は、基本的に本人がやる気を持って頑張っていれば大丈夫。何をいくつ習っているかということよりも、本人がイヤがっていないかどうかを見てあげてください。

唯一、「子どもたちの夕方の自由な時間を奪ってしまっている」ということに対して、いまだに忸怩たる思いがあります。

本来、学校生活こそが、最もイキイキと楽しい場であるべきですし、「いい師匠」に出会う場であるべきでしょう。それが難しいから、外に求めるということなのでしょうね。

親があれこれ口を出して世話を焼くのは低学年まで。繰り返しますが、小学校高学年からは、「オタマジャクシから若いカエルになったんだ」と母親が意識を変えて、子離れすることが必要になります。

4年生くらいになると、「もう自分でできる」という自立心が芽生え始めますから、親から何か言われることをとてもイヤがります。

そのためにも、習い事や塾でもいいですから、叱るときはビシッと叱ってくれるような、外の師匠を見つけてあげるようにしましょう。

高濱正伸著『AI時代を生き抜く人間力!伸び続ける子が育つお母さんの習慣』(青春出版社)

AIが答えを教えてくれて、「頭がいい」の常識が変わった今の時代に必要なのは、人としての魅力や心の強さ=人間力です。

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わが子を「メシが食える大人」に育てるための88(ハハ=母)のメッセージがつまっています。