「そんなことしたら、ママ悲しいな」は実は危険? 子どもに言ってしまったときのリカバリー法
子どものわがままに対して、つい言いたくなってしまう「ママ悲しいな」の一言。
親の気持ちを伝えることは間違いではありませんが、実はこの言葉、使い方次第では子どもの心に負担をかけてしまうことも……。
「悲しい」と伝えたあとに、必ずやってほしい簡単なリカバリー方法とは?
『モンテッソーリ式 ママの心がラクになる 子育ての本』より抜粋して紹介します。
本稿は、伊藤美佳(著),まなえ(著)『モンテッソーリ式 ママの心がラクになる 子育ての本』(ビジネス社)より一部抜粋、編集したものです。
「ママ悲しい」に子どもはどう感じる?
Q.子どもがわがままを言ったとき、「ママ悲しいな…」と言ってしまいます。 これって大丈夫ですか?
A. 言ってしまったときは、もう一文足しましょう!
ごはんを食べてくれないとき、つい「せっかく作ったのに食べてくれないの? ママ悲しいな……」と口にしていませんか? ママの気持ちを正直に伝えることは悪くありませんが、それだけで終わってしまうと、子どもにとってはちょっとつらい言葉になってしまうこともあります。
というのも、子どもは本来、ママを笑顔にしたいと思っています。だからこそ、ママが悲しむ姿は見たくない。そうした気持ちが続くと、「自分はママを悲しませる、悪い子なんだ」と思い込み、自己否定の気持ちを抱いてしまう可能性があります。
すると、「自分の気持ちがわからない」「気持ちを尊重してもらえなかった」と感じながら育ち、「自分には価値がない」「自分の意見を言うのが怖い」と思ってしまう大人になることもあるのです。
子どもの気持ちも聞いてあげる
「ママ悲しいな」と伝えたあとは、必ず「〇〇くんはどう思ったの?」や「〇〇ちゃんは、何がしたかったの?」と、子どもの気持ちも聞いてあげてください。
そうすると、「早く遊びにいきたかったんだ」や「ピーマンが嫌いなんだ」と、自分の気持ちを少しずつ話してくれるようになります。そして、自分の気持ちをちゃんと伝えられるようになってくると、「ママはごはんを食べないと悲しむけど、ぼくは早く遊びに行きたいんだな」と、自分と相手の気持ちの両方を大切にするコミュニケーションができるようになっていきますよ。
「ママ悲しいな」という言葉を使ってはいけないわけではありません。ママの気持ちを伝えることも、もちろん大切です。ただし、伝えたあとには、ぜひお子さんの気持ちも聞いてあげてくださいね。
伊藤美佳(著),まなえ(著)『モンテッソーリ式 ママの心がラクになる 子育ての本』(ビジネス社)
子育て中の「もう大変!」がラクになるヒントをお教えします。
子どもの躾は難しいものです。ガミガミ叱りすぎはよくないし、かといって、子どもが何をしても見守るだけというのも、聞き分けのない子どもになりそうで不安ですね。
そこで本書では、子どもの自主性を大切にする「モンテッソーリ教育」に基づきながら、「こんなときは、どうすればいいの?」というママやパパのお悩みに答えていきます。
