やってもいないことで疑われた子に、親ができること

熱海康太
2026.02.13 10:08 2026.02.17 19:00

草原に座る小学生の男の子

やってもいないことで先生に叱られ、説明しても信じてもらえなかった。泣きながら帰宅する我が子に、親はどう対応すればよいのか。元公立学校教員で、多数の教育書を執筆している熱海康太さんは、「何よりもまず『あなたを信じる』と伝えることが大切」と語ります。誤解を解く力を育てながら、子どもの心を支える対応を解説します。

「先生に信じてもらえなかった」と泣く子ども

悩みを抱える男の子

A君は、泣きながら帰宅しました。「先生に、廊下を走ったって怒られた。でも、僕じゃない!説明しても、信じてくれなかった!」

話を聞くと、廊下を走っていた子がいて、先生が声をかけたとき、たまたまA君がその近くにいたそうです。先生は、A君が走っていたと思い込み、「廊下は走らないって、何度も言ってるでしょ!」と叱りました。

A君は「僕じゃありません」と説明しましたが、先生は「言い訳しない」と取り合ってくれませんでした。A君は、やってもいないことで犯人扱いされ、説明も聞いてもらえなかった悔しさで、涙が止まりませんでした。

こうした「疑い」を受けたとき、親はどう対応すればよいのでしょうか。

何よりも「あなたを信じる」と伝える

A君の父親は、まず

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi