ゲームを貸しても返してもらえない小4男子….母親が教えた「優しさと我慢の違い」

熱海康太
2026.02.20 23:55 2026.02.21 19:00

ゲームをする子どもたち

いつも友達に利用されているように見える我が子。ゲームを貸しても返してもらえず、「都合のいい奴」と言われても付き合い続ける。元公立学校教員で、多数の教育書を執筆している熱海康太さんは、「『損』と『得』の基準は人それぞれ。大切なのは『優しさ』と『我慢』の違いを教えること」と語ります。「嫌だ」と言う勇気を育てる対応を解説します。

「お前、いつも都合のいい奴だよな」と言われた

睨み合う小学生の男の子

小学4年生のK君は、いつも友達に利用されているように見えました。ゲームを貸しても返してもらえない、お菓子を分けてあげても自分はもらえない、遊びの約束をしても相手の都合でキャンセルされる。それでもK君は、その友達と遊び続けています。

母親は心配でした。「どうしてそんなに優しくするの?もっと自分の気持ちを言っていいんだよ」。でも、K君は「いいんだ、別に」と言うだけでした。

ある日、K君が泣きながら帰ってきました。

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi