一兆秒生きることはできる? 大きな数字に惑わされず答えを導く秘訣
算数に苦手意識を持っているというお子さんは多いでしょう。しかし、見た瞬間に「なぜ?」と思う気持ちが芽生えると、「算数って面白いな」と思えるようになるかもしれません。
「できる」ことを過度に重視する教育に疑問を感じ、あえて子どもたちを困らせて「?(ハテナ)」を生み出す授業の必要性を訴える、慶應義塾横浜初等部教諭の前田健太先生の著書から、「考えるのが楽しくてとまらない」と感じられる算数をご紹介します。
※本稿は、『絶対解きたくなる! 考えるのが楽しくてとまらない算数』(前田健太/KADOKAWA)から一部抜粋・編集したものです。
人は一兆秒生きられる?
学年:小学4年~
びっくり度:★★★★★ じっくり度★★★★☆


●まえけん先生から一言!
「1兆秒」って聞くと、なんとなく生きられそうな気がしませんでしたか? でも計算してみると、とんでもなく長い時間だということがわかりましたね。
みんなが10才なら、今まで約3億秒生きています。「3億秒も生きてるんだ!」と思ったかもしれませんが、1兆秒には全然届いていません。100才でも約31億秒、1000才でも約315億秒です。
一番おどろくのは、なんと3万年以上生きないと1兆秒に届かないということです。正確に計算すると、1兆秒は約31710年(うるう年は考えない)になります。西暦1年から今まで、ずっと生き続づけたとしても、まだ1兆秒には届きません。歴史の教科書に出てくる時代をすべて生きても足りないなんて、すごいですよね。
「億」も大きい数だと思っていたのに、「兆」はその何倍も何倍も大きい数なのです。ニュースで「1兆円」という言葉を聞いても、なかなか実感がわきませんが、この問題で「1兆」のすごさが少しわかったのではないでしょうか。
大きな数を身近な時間に置き換えて考えると、その大きさが実感できます。

『絶対解きたくなる! 考えるのが楽しくてとまらない算数』(前田 健太/KADOKAWA)
問いを見た瞬間に「なぜ?」と思わず手が動いてしまう…!
慶應義塾横浜初等部教諭・前田健太先生による、究極の算数の本が登場!小学1年~6年生まで取り組める、考えたくなる算数の数々。
「人は1兆秒生きられる?」
「ポイント還元と、現金値引きはどちらがお得?」
「分母同士、分子同士で割ってはいけないの?」
大人も思わず解きたくなる!
自分で考える力、最後まで考え抜く力、論理的思考力、応用力、予測する力がどんどん伸びる1冊です。






























