クラス替えで急に荒れる子に何が起きている? 教育のプロが教える「喪失」を受け止める3つの対応

熱海康太
2026.03.02 11:09 2026.03.03 19:00

ふてぶてしい表情でケンカ寸前の小学生男子

クラス替えの後、急に荒れるようになった我が子。家で物に当たり、弟に暴言を吐く。元公立学校教員で、多数の教育書を執筆している熱海康太さんは、「環境の変化は喪失体験。慣れた友達や先生を失い、新しい環境に適応しようと必死に頑張っている」と語ります。「前のクラスがよかった」という気持ちを受け止める対応を解説します。

クラス替えの後、急に荒れるようになった

階段を上がる小学生の男の子

小学4年生のK君は、クラス替えの後、急に荒れるようになりました。家では物に当たり、弟に暴言を吐き、母親の言うことも聞きません。学校でも、新しいクラスメイトとトラブルを起こすようになりました。

クラス替えの前までは、穏やかな子に見えていました。「新しいクラスで何かあったの?」と聞いても、K君は「別に」と答えるだけでした。

担任の先生に相談すると、「環境の変化に戸惑っているのかもしれません」と言われました。でも、母親には、なぜクラスが変わっただけで、ここまで荒れるのか理解できませんでした。

先生からは

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi