東日本大震災から15年 あの日を知らない子どもたちに伝えたい「津波警報」の意味と命を守る行動
今年の3月11日で、東日本大震災の発生から15年を迎えます。あの日の津波の教訓を、私たちは「知っている」つもりでも、子どもにきちんと伝えられているでしょうか。家族でいざというときの行動を話し合い、備えを見直すことが、命を守る第一歩になります。
地震発生から数分、数十分。そのわずかな時間で大切なのは、正しい情報をどう受け取り、どう動くかという判断です。雲研究者であり気象のスペシャリスト・荒木健太郎さんが、親子で確認しておきたい「津波情報の活用術」をわかりやすく解説します。
※本記事は荒木健太郎著『すごすぎる天気の図鑑 防災の超図鑑』(KADOKAWA)より一部抜粋、編集したものです。
命を守るために!津波の情報の使い方と備え方
津波は人命を脅かす、極めて危険な現象です。命を守るために、津波情報の使い方と、日ごろからの備え方を改めて一緒に確認しておきましょう。
地震発生後 、予想される津波の高さによって情報が発表されます。津波の高さが20㎝~1mでは津波注意報が発表されます。海のなかにいる人はすぐに海から上がり、海岸から離れてください。注意報が解除されるまでは海岸に近づかないこと。
津波の高さが1~3mで津波警報、3m超で大津波警報が発表されます。沿岸部や川沿いにいる人はすぐに高台や津波避難ビルなどに避難してください。

津波にもハザードマップがあります。国土交通省「重ねるハザードマップ」で、津波による浸水の範囲や避難場所を確認しておきましょう。地域の海抜表示板などで自宅や学校・職場の標高を調べ、避難場所への経路を確認するのも有効。
地震や津波はいつ起こるかわかりません。いざというときのために、備えておいてください。


荒木健太郎著『すごすぎる天気の図鑑 防災の超図鑑』(KADOKAWA)
『すごすぎる図鑑シリーズ』今回のテーマは、自然災害と防災。災害が起こるしくみを知り、できるかぎりの備えにつなげる一冊。
近年、日本では「異常気象」と言われるような豪雨や台風、大雪などによる災害が頻発しているうえ、猛暑もいまや災害級と言われるまでになっています。さらには2024年の能登半島地震につづき、南海トラフ地震や首都直下地震、富士山の噴火など今後大きな災害が起こることも想定されています。
本書では、気象学者の荒木健太郎氏が、それらの現象が起こるしくみを科学的かつわかりやすく説明。「避難所で気をつけることは?」「津波の情報はどう活用すべきか?」など、具体的な対策と備えを詳しく紹介しています。正しい知識を身につけることによってさらに防災意識を高めましょう。































