辞書は引かない、あきたらやめる。それでも子どもの英語語彙が伸びる理由【ゆる英語子育て⑧】

大井ミサコ
2026.03.10 10:57 2026.03.11 11:50

本を読む子ども

アメリカ人の夫、4人の子どもとともに、日本で暮らす大井ミサコさん。
「英語の語彙不足が深刻になってきた」と感じ、小4と小1のきょうだいの英語力を伸ばすため、ある学習法を実践しているそうです。

大井家が取り組んでいる「多読」の始め方と、家庭で続けるための工夫を教えていただきました。

外国語の語彙力アップに「多読」

英語

「結局は語彙だよな」

語学学習を進めていると、次第にそんな思いに至る。どんなに動画を見てヒヤリング力を高めても、どんなに文章を読んでリーディング力を鍛えても、知らない言葉が多ければにっちもさっちもいかない。ライティングでもスピーキングでも、表現の幅が狭まってしまう。

語彙を定着させる方法のひとつと言われているのが、「多読」だ。英語でExtensive Readingと呼ばれるこの学習法の特徴は、主に4つある。

・読む文章は自分で選ぶ
・読んでいるとき辞書を引かない
・わからない言葉が出てきても読み飛ばす
・つまらなくなったら読むのをやめる

辞書を引かなくても、わからない箇所を多少飛ばしても、意味がわかる──つまり自分のレベルかそれより下の文章をたくさん読んで、既知の語彙に何度もアクセスし、語彙の定着を図る学習法だ。

大井ミサコ

大井ミサコ

1986年長野県生まれ。大阪大学文学部卒業(専攻は英語学)。書籍編集者を経て、現在はライター・翻訳業に従事。夫と4人の子どもと共に長野県在住。

X:@misakohi