子どもの自己肯定感を下げない「2つの叱り方」 元教員が教える折れない心の育て方とは?
「叱ってばかりいると自己肯定感が下がる」と言われる時代に、叱られても翌日笑って登校する子がいます。その差はどこにあるのでしょうか。
元公立学校教員で、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事として活動する熱海康太さんが、「行動を叱ること」と「存在を否定すること」の決定的な違いと、自己肯定感を守りながら叱る関わり方を解説します。
「叱らない子育て」への疑問
「叱ってばかりいると、子どもの自己肯定感が下がる」。このメッセージはここ数十年で日本の子育て観に深く根付きました。親は叱ることをためらい、どんな行動も受け入れようとする家庭が増えました。
書店には「叱らない子育て」の本が並び、SNSでは「怒鳴ることの害」が繰り返し語られます。その流れの中で、叱ること自体が「悪いこと」であるかのような空気が生まれていきました。しかしあるとき、その前提を揺るがすような出来事が起きました。
6年生のG君は、担任の先生から厳しく注意を受けることがよくあります。