集団が苦手な子に共通する「3つの隠れた強み」 元教員が教える、欠点が武器に変わる仕事の条件

熱海康太

集団行動が苦手で「みんなに合わせられない」と言われ続ける子どもがいます。しかしその子が一人で何かに向き合うとき、驚くほどの集中力と洞察力を見せることがあります。元公立学校教員で、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事として活動する熱海康太さんが、「普通にできない」子の特性が一生モノの強みに変わる理由と、親にできる見方の転換を解説します。

「みんなと同じようにできない」子の毎日

小学3年生のN子さんは、集団での活動がとても苦手です。給食の時間も、班での話し合いも、運動会の練習も。みんなが当たり前にできることが、N子さんにはできないのです。決まった時間に決まった動きをすることが、体や感覚に合わないのです。

担任から「みんなに合わせることが難しい様子です」と言われた母親は、このまま大きくなって大丈夫なのかと心配していました。「なんでみんなと同じようにできないの」と言ってしまった夜もありました。N子さんは黙って下を向くばかりで、答えを返しませんでした。

転機は、学校の図書室でN子さんが自由研究の資料を調べていたときのことでした。