「できるよ」がなぜ逆効果なのか? 元教員が明かす「励ましが届かない子」へのアプローチ
「どうせ無理」が口癖になっている子どもに、励ましの言葉はなぜ届かないのでしょうか。実は「できるよ」という言葉が、子どもの心をさらに閉ざしてしまうことがあります。元公立学校教員で、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事として活動する熱海康太さんが、学習性無力感のメカニズムと、子どもが自分から動き出すための親の言葉の使い方を解説します。
「どうせ無理」が行動しない理由になるまで
小学5年生のC子さんは、何を言っても「どうせ無理」と言います。新しいことに挑戦しようとするたびに「どうせできないし」。友達に誘われても「どうせ上手くならないから」。それが一年、二年と続くうちに、C子さんはだんだん自分から何かをやろうとしなくなっていきました。
「どうせ無理」は最初、口癖のようなものでした。しかしやがてそれは、行動しないための理由として使われるようになりました。