「勉強しない子はご褒美で釣っていい」中高生に人気・あきとんとん先生のやる気を引き出す方法
勉強のモチベーションを保つことは、子どもにとって非常にハードルの高い挑戦です。では、どうすれば子どもの「やる気」を引き出せるのでしょうか?
中高生から圧倒的な支持を集める教育系YouTuber・あきとんとん先生に、勉強嫌いな子を動かすための「意外なメソッド」を聞きました。
(取材・文:nobico編集部)
勉強しない子は「ご褒美で釣る」のもあり
―視聴者の皆さんから日々多くの相談が寄せられていると思いますが、親御さんからはどのような相談が多いのでしょうか?
やはり多いのは、「子どもが全然勉強してくれません」という悩みですね。
―「なかなか勉強しない子」に対して、親ができることはありますか?
僕は、「ちょっと不純な理由」で勉強させるのも、意外と効果があると思っていて。
例えば、「テストで何点以上取ったらご褒美」とかですね。実は僕の家も、100点を取ったら100円もらえるというルールでした。僕はすぐ100点を取っちゃう子だったので、99点以下だと1円ももらえないんです。
なぜか兄は100点未満でもご褒美をもらっていたので、そこは今でも納得いっていなくて、恨んでいるんですけど(笑)。
でも、何か目的を達成するために「勉強という手段を使う」のは、アリだと思います。そのほうが子どもにとっては分かりやすく、やる気も出しやすいですから。
―ご褒美で釣っちゃっていいんですね。
勉強そのものを目的にすると、「嫌だな」と感じる子のほうが多いと思うんです。だから、目的をちょっと楽しいものにすり替えて、「目的を達成するために、嫌なことも頑張る」という考え方でもいいのではないでしょうか。 そうやって続けていくうちに、最初は嫌だったことも、だんだん「楽しい」に変わっていくと思うんです。
─「ご褒美には抵抗がある」という親御さんも多そうですが……。
僕は全然やったほうがいいと思います! 大切なのは、勉強に対してポジティブな印象をつけてあげることです。
「やらないと怒られる」という関わり方だと、どうしても勉強=ネガティブなものというイメージになりがちです。そうではなく、嬉しい気持ちと勉強を結びつけてあげる。刷り込みのような形で、まずは良い印象を植え付けてあげたらいいと思います。
―トイレトレーニングに似ていますね。トイレでおしっこができたらシールを貼る、みたいな。
本当にその通りで、 みんなそうやって育ってきたはずなのに、なぜか勉強だけ「高貴なもの」として捉えがちなんですよね。「自分のためにやるんだから当たり前でしょ」と。
でも、最初は釣っていいんです。勉強なんてそんなもんだと思っていい。本当の勉強の意義というのは、もっと後になってから気づくものだと思います。
―ご褒美のコツやおすすめはありますか?
先ほど「点数に応じてご褒美」の例を挙げましたが、「行動」にご褒美をつけるのがおすすめです。わかりやすく言えば、「今日勉強したからおやつ食べていいよ」「宿題をやったから遊びに行っていいよ」というやつですね。そうやって日々の行動を褒めてあげて、テストの点数などで「とっておきのご褒美」を用意するとバランスがいいと思います。
「勉強に何の意味があるの?」と聞かれたら…
―親を困らせる子どもの質問に、「勉強なんて、将来何の役に立つの?」というものがあると思います。勉強のメリットを、子どもにどう伝えればいいでしょうか。
それについては、いつも色々な角度から話しているのですが、算数の場合でいうと、まずは「お釣りの計算」などがパッとできることです。生活の中でちょっとお得になる場面がありますよね。
僕がよく子どもちに伝えているのは、「大人になった時に、騙されない自分になれる」ということです。面積を求める公式そのものを、大人になって使う機会は少ないかもしれませんが、問題を解く時に身につく「論理的な考え方」は一生ものだと思っています。
怪しい話を聞いた時に「今の話はどこか矛盾しているな」と気づけるかどうか。それって、子どもの頃にどれだけしっかり勉強したかが影響していると思っています。つまり算数は、直接使わなくても、大人になってからも実は役に立っているんです。
もし算数のスキルを直接何かに使いたいのであれば、数学の先生といった専門職を目指すこともできる。算数ができれば、自分の将来の「選択肢」がぐんと増えるんです。
あとは、「ユーモア」でしょうか。数学を知っていると数学をネタにしたギャグができたりするんですよね。勉強してきた人にしか分からない「面白さ」や「おかしさ」があるんです。そういう楽しみが増えることで、人生がより豊かになると伝えてあげたいですね。
あきとんとん (著)『だれでもすぐに算数が得意になる本』(Gakken)
【“元・落ちこぼれ”がやさしくサポート】
・「うちの子、算数が苦手かも…」 「割合や速さの文章題になると、急に手が止まってしまう」
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TikTok Awards 2024を受賞したプロ算数YouTuber・あきとんとん先生が、算数嫌いのお子さんを救います。
・先生は京大大学院卒の頭脳派ですが、実は高校時代に9科目で赤点を取った元・落ちこぼれ。
だからこそ、勉強ができない子の「どこでつまずくか」「なぜ嫌になるか」を痛いほど理解しています。
「できない子」が「できるようになる」ポイントをやさしく教えます。
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