「空気が読めない」は子どもの最強の武器になる? 「直さなくていい」と断言する元教員が教えた意外な長所

熱海康太
2026.03.31 10:56 2026.03.31 11:00

1人で歩く小学生

「空気が読めない」と言われ続けた子どもが、大人になってから「あの人が問題だと言うなら本当に問題だ」と信頼される存在になることがあります。元公立学校教員で、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事として活動する熱海康太さんが、「空気が読めない」子の認知的特性と、会話の構造を教えることで変わる関わり方を解説します。

「また言ってる」と言われ続けた小学生

小学校の授業風景のイメージ

小学5年生のK君は、クラスの中でひときわ目立つ存在でした。授業中、先生が「みんなどう思う?」と聞いたとき、周りの子が顔を見合わせて空気を読んでいる中、K君だけが「それ、ちょっとおかしいと思います」と手を挙げました。教室がざわつきました。先生は苦笑いし、クラスメイトは「また言ってる」という顔をしました。

K君には悪気はありません。ただ、

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi