子どもが不審者被害にあうのは住宅と路上 「家に帰れば安心」の油断が危険な理由と防犯対策

子どもが犯罪の被害にあう場所は、自宅の近くや住宅や通学路など、意外にも日常のすぐそばにあります。安心に思えるオートロックのマンションでも油断ができない理由とは?
本記事では、子どもが不審者に狙われやすい場所とその理由、そして親子でできる具体的な対策を、『子どもの防犯・防災で知りたいことが全部のってる本』よりご紹介します。
※本稿は、国崎信江 (監修)『子どもの防犯・防災で知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)より一部抜粋、編集したものです。
マンガ・イラスト:あらいぴろよ
子どもの多くが「住宅」と「路上」で 被害にあっている
家の中に入るまで安全ではない

「住宅で被害にあう」というと、意外に思うかもしれません。でも、不審者は子どもが帰る時間帯に待ち伏せしています。
マンションのオートロックが解錠された瞬間に、住人といっしょに侵入する「共連れ」の手口が問題になっています。オートロックが何重であろうと、誰かについていけばスッと入れてしまいます。
親が家の近くや、マンションの中に入ったときに「もう着いたね」と安心してしまうと、子どもに危機意識がなくなるので、家の中に入ってカギをかけるまでは「着いた」とは言わないでください。
家に入れないときは図書館や児童館で待つ
カギを忘れたりして家に入れないときは、家の前やマンションの中で、1人で家族を待っていると、不審者が声をかけやすくなるので危険です。図書館や児童館、親同士も気心の知れている友だちの家など、必ず大人のいる安全な場所で待つように伝えましょう。
誰でも入れて、周りから見えにくい場所に注意
誰でも入れるということは、不審者もまぎれて簡単に入れるということ。周りから見えにくいということは、悪いことをされても気づいてもらえないということ。
マンションではエントランスや駐輪場、ごみ置き場、非常階段、踊り場などには、不審者が隠れている可能性があると思ってください。
外出先では、次で例を挙げたような場所に要注意です。
外で狙われるパターン1:人通りの少ない場所・隠れやすい場所

■木が茂っている公園
■高い塀が続く道
■空き家
■近くに家や店のない道
高い塀や樹木があって “かくれんぼ”をしやすい場所は、不審者も隠れやすい場所! 人のいない道や空き家は、助けを呼んでも誰にも聞こえません。近づくのは危険です。選んでほしいのは、見晴らしがよくきちんと管理されている公園や、明るくて人通りのある道です。
【遊ぶときはこんな場所を選ぼう!】
・塀が低く外からよく見える
・茂みがなく、全体が見渡せる
・掃除がしてあり、ゴミや落書きがなくきれい
外で狙われるパターン2:人が多く集まる場所・うるさい場所

■ゲームコーナー
■ショッピングモール
■工事現場
■イベント・お祭り
混雑した場所は、不審者が目立ちにくく、人がいてもほかのことに気をとられて、連れ去りに気づいてもらえないこともあります。工事現場や線路沿いの道など騒がしい場所は、人が近づいてくる足音が聞こえにくいため、突然襲われるケースも。助けを呼ぶ声も届きません。
国崎信江 (監修)『子どもの防犯・防災で知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
毎日のようにニュースで目にする子どもを狙った性犯罪やネット犯罪。
ただ、幼い子どもにとって、どんな人が危険なのか、どんな場所に犯罪が潜んでいるのかを判断するのは容易ではありません。
大切な子どもを犯罪から守るには、親も子どもも事前に知識を学び、いざという時に適切な行動ができるようにすることが大事!
さらに、能登の震災のような大きな地震が起こった時や、猛暑、ゲリラ豪雨、竜巻などの気象災害の時など、いざという時に身を守れるのもやはり事前の知識です。
本書の監修を担当したのは、テレビ出演でもおなじみ危機管理アドバイザーの国崎信江さん。
防犯&防災のプロであり、自身も2児の母。
お子さんたちが小さい頃から防犯・防災の大切さを繰り返し伝えてきたからこそのアドバイスは、すぐにでも取り入れて実践したいものばかり!































