小学生の「ちょっとの寄り道」は大きなリスク 絶対に通学路を外れてはいけない理由と、親子でできる防犯チェック

「今日は違う道で帰ってみようかな」 そんな何気ない子どもの思いつきが、思わぬ事故や犯罪につながることがあります。
親の目が届かない場所ほど、危険は見えにくいもの。安全を守るために大切なのは、「通学路を守ること」と「危険を自分で考える力」を育てることです。
登下校で気をつけたいポイントと、親子でできる防犯トレーニングを、『子どもの防犯・防災で知りたいことが全部のってる本』よりご紹介します。
※本稿は、国崎信江 (監修)『子どもの防犯・防災で知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)より一部抜粋、編集したものです。
マンガ・イラスト:あらいぴろよ
登下校は指定通学路を外れない。親子で「いつも通る道」を決めよう
事件・事故のどちらも防ぎたい

登下校の時間帯は、交通事故や犯罪が多く発生しています。
事件・事故の対策として、まず守りたいのは、学校の「指定通学路」を通ること。通学路から外れて寄り道をすると、「まさかそこを通るはずがない」と親も思うため、何かあっても発見されにくいです。また、万が一事故にあったときにも、指定通学路であれば基本的に保険が適用されます。
安全な道を自分で考えさせる
学校から帰宅後に1人で出かけるときに、「高い塀のある道は通らないで」「ごみ置き場とエレベーターも危険だよ」などと、教えてしまう親が多いです。でもただ話を聞くだけだと、記憶に残りません。
それよりも、「あなたが不審者だったら、どんな道で子どもを狙う?」と、聞いてみてください。なかなか言えなかったら、「ショッピングセンターは安全? イエス・ノーどっち?」「イエスの理由は?」と、クイズ形式で答えてもらうのもいいでしょう。
親が教えたことは忘れても、自分で考えたことはしっかり覚えています。子どもが自分自身で危険を回避できるように、日ごろの会話でトレーニングしましょう。
注意! 1年生の「黄色い帽子」は不審者に狙われやすい
小学1 年生は、交通安全のために黄色い帽子やランドセルカバーが推奨される一方、不審者にも「1 年生」とわかってターゲットにされやすいです。ドライバーから見えやすいようにするには、洋服の色や反射板などで工夫するほうが不審者リスクは減らせます。
不審者が狙いやすい時間帯は午後3~6時。朝の登校時や暗い夜にも注意!
子どもが1 人で行動する時間帯に犯罪が起こりやすい!
集団の下校から、「また明日ね!」と別れてバラバラになるときを不審者は狙っています。朝の登校時も1人だと狙われやすいです。子ども2人でも大人の力には勝てないので、2人だから大丈夫とも限りません。
昼間は安全な公園も夜になると危険な場所に
暗くなって人気がない公園は、昼間とは雰囲気が一変。不審者が隠れていることがあり、木の茂みなどに子どもを連れ込んで、悪いことをしやすい場所になっています。夕暮れ前に公園から出て、夜は絶対に近づかないこと。
こんな場所も暗くなったら注意!
【学校】
子どもは「学校は安全なところ」と思っています。でも放課後、暗くなってひっそりすると不審者に狙われやすい場所に。遅くまで残るときは要注意。
【商店街】
昼間は青果店、カフェ、生活雑貨店などが営業している商店街も、夜になると居酒屋やカラオケがにぎわって、酔っ払いや悪い人にからまれることも。
小学生の交通事故は午後2~5時台に集中
小学校低学年の「飛び出し」が多い
小学生の交通事故は、午後2~5時台が突出して多いです。慣れた道でも「横断歩道のないところで渡らない」「車道にはみ出して歩かない」「青信号に変わっても右・左・右を見てから渡る」などの習慣をつけさせましょう。
親子でドライバー目線を確認してみよう
子どもは視野が狭く、左右から来る車がよく見えていません。また、身長が低いためにドライバーから見えにくいことも、わかっていません。ぜひ一度、疑似体験動画を見て「怖い!」「危ない!」という感覚を体験してみてください。
国崎信江 (監修)『子どもの防犯・防災で知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
毎日のようにニュースで目にする子どもを狙った性犯罪やネット犯罪。
ただ、幼い子どもにとって、どんな人が危険なのか、どんな場所に犯罪が潜んでいるのかを判断するのは容易ではありません。
大切な子どもを犯罪から守るには、親も子どもも事前に知識を学び、いざという時に適切な行動ができるようにすることが大事!
さらに、能登の震災のような大きな地震が起こった時や、猛暑、ゲリラ豪雨、竜巻などの気象災害の時など、いざという時に身を守れるのもやはり事前の知識です。
本書の監修を担当したのは、テレビ出演でもおなじみ危機管理アドバイザーの国崎信江さん。
防犯&防災のプロであり、自身も2児の母。
お子さんたちが小さい頃から防犯・防災の大切さを繰り返し伝えてきたからこそのアドバイスは、すぐにでも取り入れて実践したいものばかり!
































