4歳と2歳3ケ月になる女の子がいます。よく、二人で物の取り合いをするのですが、どうしても上の子どもに我慢をさせてしまうことが多いのです。どのように接したらよいのでしょうか。 

上の子どもは、繊細でナイーブ、とても傷つきやすくすぐ泣いてしまいます。立ち直るのにも時間がかかります。上の子への接し方について悩んでしまいます。何かよいアドバイスをお願いいたします。


 

孝子先生からのアドバイス

上のお子さんへの接し方についてのご相談ですね。

上のお子さんというのは、下のお子さんが生まれる前までは、全てを独占できたわけで、愛情も自分に100%あるということを感じているのです。親の立場から言うと、二人になろうが三人になろうがお子さんへ注ぐ愛情は、変わらないと思うのですが、上のお子さんにとってはちょっぴり違うようです。

 

下のお子さんが誕生し、0.1.2歳という時期はとても手のかかる時期で周りの方々の目は、必然的に下のお子さんに向けられ、言葉がけが多くなるのも事実です。そのような環境の中で、自分はもしかしたら下の子より愛されていないのではないかと不安になることがあるのです。「あー、お姉ちゃんっていやだなあ。我慢しなくてはならないし……」と思っているのかもしれません。

 

生活の中で、何気なく、「お姉さんだから、我慢しなさい。」「お姉さんだから、貸してあげなさい。」などとマイナス的にお姉さんという言葉を使っていませんか? お姉さんという言葉をプラス的に「さすが、お姉さんね!ありがとう。」などと使っていくと「お姉さんっていいなあ。」と思うようになるかもしれませんよ。

 

あとは、下のお子さんと同じように、たくさん抱きしめてあげたり、声にだして褒めたり……を繰返して下さい。しかし、このように申しあげても、我慢させてしまうことがあるかもしれません。そのような時は、「我慢させてしまって、ごめんね。」と声にだして伝えることも必要でしょう。

 

けんかに関しては、上の子、下の子ともに叱るときは叱る。二人一緒です。上のお子さんに平等だよということをしっかり見せてくださいね。

 

斉藤孝子
さいとう たかこ
1963年生まれ。現在、 シングルエイジ教育研究会 主任研究員。1990年から1992年の2年間、衛星チャンネルで公開授業を放映。各種雑誌での執筆の傍ら、幼稚園などの研修や教材開発を手がける。かぞくの雑誌「きらら」、シングルエイジ教育誌に連載中。「幼児は表現の天才」(アドア出版)「母と子と先生と」(創教出版)「生き方の原理原則を教える道徳教育」(明治図書)などにも執筆。2児の母。