今、息子は5歳なのですが、爪をかんだり、鼻をほじったりするクセがなかなか直りません。 

 

私が「やめようね」と言ったときはやめるのですが、テレビを見たり、電車に乗ったりしているときなど、手が空いているときは無意識にクセが出てしまいます。

 

普段はなるべくおだやかに注意することを心がけているのですが、あまりに目につくときは「やめなさいって言ってるでしょっ!」などと手を叩いてしまうこともあります。

 

衛生的にもよくないと思うので、なんとかしてやめさせたいのですが、本人はまだもないようで、人前でも平気です。どうしたらうまく直すことができるでしょうか?


(大阪府・主婦・40歳)

 

 

 

愛子先生からのアドバイス
どうしていけないのか理由をしっかり説明しましょう

注意してもやめないのは、やめたいと思っていないからでしょう。なぜいけないのかという理由や影響を話しましょう。「お鼻は脳とつながっているから、お鼻をほじってバイ菌が入ると大変なことになるのよ」「爪の間にはいろいろなバイ菌がいて、爪をかむとバイ菌が口から入ってお腹が痛くなったり、いろんな病気になっちゃうのよ。だからやめようね」と丁寧に話してやれば、お子さんも「そうなのか」と納得してやめるようになると思いますよ。


◎「爪をかまなくなったね。よかったね」

 

それでもクセが出てしまうときは、まだ爪をかんでいても「○○くん、爪をかまなくなったね。ママのお話を一生懸命聞いて、お兄ちゃんになったんだね、よかったねぇ」と過去形で言ってみてください。


言葉には暗示の力がありますから、「爪をかむのはだめよ」「鼻をほじるのはダメよ」という言い方をすると、本人もやめようと思っていても、そこが強調されて無意識にどんどんやるようになってしまいます。暗示をかけるなら、「やらなくなった」という言い方をし、「もう5歳だもんね。爪をかまなくなったね、さすがだね」と励ましの気持ちを込めながら、たくさん過去形で言葉をかけてみてください。実際、もうやめはじめているのですから……。

 

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高橋愛子(たかはし あいこ)

家庭教育研究所代表

1938年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。3男1女の母親。カウンセラー、セラピスト、ファミリー・コンサルタントとして、企業や学校などで研 修を行なう。2009年より全国の親子支援者と「安心親子応援団」を結成。著書に『頭がいい親の上手な叱り方』(コスモトゥーワン)など多数。

☆高橋愛子家庭教育研究所  http://www.aiko-katei.com/

 


 

  

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『PHPのびのび子育て』は未来を担う子どもたちの健全な成長と幸せを願って、発刊している月刊誌です。