小6、小3、4歳の男児ばかりの母親です。次男のことで悩んでいます。

 

次男は、翌日の学校の準備や宿題をきちんとできません。食事も集中せずダラダラと食べ、いつも兄弟で最後になります。その他、歯みがきや服の着替えなど、さまざまなことにきちんと集中できないのです。「最後になるよ、しっかり食べよう」と声かけをするものの、効果はほとんどありません。「次はがんばろうね」と約束しても、2日後にはまた叱られています。


わが家では、「ウソをつかない」「人に迷惑をかけない」「あいさつをする」というルールを設けているのですが、それも平気で破ってしまいます。ただ、息子なりに罪悪感はあるようです。私自身、次男に口うるさくし過ぎていると感じているのですが、どうしてもイライラしてしまいます。どのように接すると、次男とうまくかかわれるのでしょうか。


(高知県・会社員・36歳)

 

 

愛子先生からのアドバイス

――1対1で「大好き」と伝え、気持ちを満たしましょう
 

 

うまく関わるには、「なぜ次男の態度がそうなのか」ということから考えてみてください。子どもは、自分がどれだけ大切にされているかを、親が自分にどれくらい時間をかけてくれているかで感じ取ります。特に真ん中の子は、どうしても親の関わりが手薄になりがちです。もしかすると、お子さんは「親が自分のためだけに関わってくれた」という実感をもてていないのかもしれません。


こうした思いや気持ちが満たされていない、不憫な思いをしているということに、あなたが気づくことがまずは重要だと思います。ダラダラ食べたり、ルールを破ったりという小さな反抗は、「僕を認めて!」というサイン、叫びなのです。

 


◎「あなたのことが心から大好き」 
 

「こうしようね」と言われていることを、お子さんはもう十分わかっているはずです。ですからルールも小言も叱るのも後回しにしてみませんか。まずは「あなたに寂しい思いをさせてごめんね」と伝えましょう。
 

お子さんが今一番ほしいのは、小言より、できようとできまいと「お母さんに愛されている、僕の存在は大切にされている」という実感です。この喜びの実感こそが自ら「これをしよう」という意欲や思考力のもとになるのです。あなたが今、すべきことは、次男のスカスカの心をたっぷり温め、やさしくすることです。
 

また、できないこと、やらないことは、「できない」から「できた」にレッテルをはりかえてしまいましょう。「集中して食べられるようになった」「準備も宿題もきちんとできるようになったね」と過去形で、肯定的に言い換えてください。
 

まだ小3の子が、お母さんのしつけに対して「お母さん! 僕への対応が間違ってるよ!」と問題提起できるのですから、この子は非常に問題解決能力のある子ですよ。ぜひ1対1の特別な時間をつくって、いいところをいっぱいほめたたえ、「あなたがいてくれてうれしい」「あなたのことが心から大好きよ」と存在そのものを賛美し、満たされていない心を温めてほしいと思います。

 

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高橋愛子(たかはし あいこ)

家庭教育研究所代表

1938年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。3男1女の母親。カウンセラー、セラピスト、ファミリー・コンサルタントとして、企業や学校などで研 修を行なう。2009年より全国の親子支援者と「安心親子応援団」を結成。著書に『頭がいい親の上手な叱り方』(コスモトゥーワン)など多数。

☆高橋愛子家庭教育研究所  http://www.aiko-katei.com/

 


 

  

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