小3と中3の男の子の母親です。私は人見知りが激しく、人づきあいが苦手です。“人とかかわりたい”と思うものの、自信がもてません。 

 

所属するバレーボールチームに素敵なお母さんがいて「彼女みたいになりたい」とがんばって続けているのですが、失敗ばかりで周りに迷惑をかけてしまいます。他の方たちは失敗しても笑って楽しんでいるのですが、私は全然楽しめないのです。周りからも「何を考えているのかわからない」と思われているようです。そのためか、子育てにも自信がもてません。上の子は発達障がいで知能の遅れがあるのですが、それも私のせいなのではと思ってしまいます。自分をいい方向に変えたいのですが、性格を変えるのは本当に難しい。そんな自分が大嫌いです。どうすれば、自分のことを好きになり、子育てにも自信をもつことができるのでしょうか。 

(埼玉県比企郡・主婦・41歳)

 

 

愛子先生からのアドバイス


うれしいことをひとつでも見つけ味わう体験を増やしましょう

最初にお聞きしたいのは、今まで1度でもご自分や家族を不幸にしたいと思ったことがありますか。いつも幸せを願っていたならば、ご自分にまず、100点満点をつけてくださいね。そのうえで大切なのは、そのままの自分に、これまで使っていなかった、否定ではない、肯定するエネルギーを足していくことです。


今のあなたは、嫌なことばかり拾い上げているように感じます。そのクセをなくすことですよ。これからは極力うれしいこと、楽しいこと、ありがたいことなど、自分が喜ぶことを1日に1つでもいいから見つけ、味わう体験を増やしていく。その習慣をつけていきましょう。


たとえばバレーボールができること自体、うれしくありませんか? もしもあなたが大きな病気を抱えていたら、バレーボールもできませんね。また、2人の男の子に恵まれていることも、とてもありがたいことですよ。視点を変えて考えたら、今できること、やれること、もっているものをありがたく思えるはずです。そう考えられなかったら、私にしかないところ、できるところを全部書き出してみましょう。人とは違う、自分のよさを見つける作業をしてみてください。他人ので自分を評価すると欠点ばかりしか見えません。ご自分の本当の価値をご自分自身に聞いてみてください。喜び探しの名人になることこそ、あなたの願う人間力のある大人になりきる方法ですよ。


◎「あなたのこういうところがいいと思うわ」 


それから、どんなことがあっても笑って生きていくことですよ。笑顔が1番の財産と思って、笑顔を絶やさないように心がけて。


人づきあいにしても、自分がうまく話す必要はありません。聞き上手が話し上手なのです。相手の話をよく聞いて、共感したり、あいづちを打ち、「あなたのこういうところがいいと思うわ」と賛美すること。自分のことを話すときは、「私」を主語にし、「これこれこうで、私はそう思うけれど、あなたはどう思う?」と相手の気持ちを聞き、「話を聞いてくれてありがとう」と言う。


笑顔と聞き上手を忘れなければ、誰もがあなたを好きになります。周りとの関係も変わり、あなた自身も変わることで、子育てにも自信がもてるようになるでしょう。こうして勇気を出して相談してくれたのですから、あなたなら大丈夫! きっとできますよ。

 

 

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高橋愛子(たかはし あいこ)

家庭教育研究所代表

1938年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。3男1女の母親。カウンセラー、セラピスト、ファミリー・コンサルタントとして、企業や学校などで研 修を行なう。2009年より全国の親子支援者と「安心親子応援団」を結成。著書に『頭がいい親の上手な叱り方』(コスモトゥーワン)など多数。

☆高橋愛子家庭教育研究所  http://www.aiko-katei.com/ 

 


  

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