7ヶ月の娘のことで相談です。過去の「友達と遊びません」と相談されていた方とかなり似ているのですが、うちの娘は人見知りは4ヶ月から始まり、小さい頃は知らない人が近づいてきただけで大泣き、抱っこなんてされようものならひきつけ寸前まで泣き、大人の笑い声でもびっくりし、1歳をすぎた頃には子供を異常に怖がるようになりました。 

 

一時期は友達を見るだけで恐怖のあまりなき続け、吐いてしまったこともあるぐらいです。すべり台で遊んでいても、友達が後ろから登ってくるとパニックになって泣きながら上から落ちてしまったり、誰もいない公園だと「誰もいないね~」っと言ってうれしそうにのびのび遊ぶのですが、一人でも友達の姿が見え出すと泣きながら「帰るーーー帰るーーー!」と言います。

 

仲良くしている友達ママにはとてもなついていて、お友達を遊ぶというよりは友達ママと遊ぶことが楽しいみたいです。近づいても平気な子はこの子ひとりだけで、あとはまったくダメです。
 

前に相談されている方とこれも一緒なんですが、うちの娘は言葉の発達がかなり早く1歳半ですでに5~6語文を話していたので、同年代のお友達(まだあまりお話が上手ではない子は特に)と意思疎通ができないので、会話が通じる大人と好んで遊ぶのだと思います。特に予想不可能な行動をする1歳から3歳ぐらいの子がとくに怖いみたいです。5歳以上のお姉ちゃん、お兄ちゃんになればひとりぐらいなら公園にいても大丈夫みたいですが、二人以上になるとだめです。


お話がけっこうできるお友達もいるはずなのに、自分からそのかかわりの扉をまったく開こうとしません。公園は大嫌いで、家でばかり遊ぼうとします。公園に行こうか? と言っても「友達がいるからこわい」と言い、「じゃーお友達のいない公園は?」と言って出かけても、いつ友達がくるかわからない……という状態が異常に不安らしく行く途中で泣きながら「帰る~帰る~!」ということもしばしばあります。なんでも先回りして考えてしまうようなのです。
 

私としてはお友達と一緒に無理して遊ばなくてもいいから、見ているだけでもいいからいきたいのに……横断歩道で寝っころがって「公園行かないー公園行かないー!」って泣いている娘を羽交い絞めにしてまで公園に連れていくのも逆効果なのかと思い、毎日毎日、私とふたりだけで家で人形遊びをモンモンとしています。

 

私だってたまにはお友達とお話もしたいのに、公園に行った時に知り合いにあって私が友達と話しをすることを異常に嫌がります。とにかくその場からすぐに去りたいみたいなのです。そのママの子供がいつ自分に近づいてくるか怖くてしょうがないのです。

 

家にいても私がテレビを見ていても、新聞を見ていても娘に「ダメー!!みちゃだめーー!」と言われ、ほんとうにストレスがたまってどうにかなりそうです。
 

こんな性格の子供を持つお母さんはまわりにはいないので、誰に相談してもわかってくれず、ほんとうに毎日、毎日が憂鬱です。

 

いったいどうしたらいいのでしょうか?是非アドバイスをよろしくお願いします。
 

もうこんな生活がずーーと続いていていい加減限界です。子供が怖がる気持ちを受け止めてあげないと……とはわかっているのですが、あまりにもひどいので(友達がいないのに勝手に想像で怖がったり、友達に向かって泣きながらあっちいけーーー!っていったり)ついつい、「だったら一人で遊んでな! ママは出かけてくるからね!」って言ってしまったりもします。

 

前に相談されていた方とうちの娘の違うところは「公園にも行きたがらない」ことと「私が友達と話をすることを異常に嫌がる」ことです。

( 34歳、女性、専業主婦)

 

 

◎孝子先生からのアドバイス◎

 「お母さんがお友達と話すのを異常に嫌がる」……お母さん大好きのお子さんは、自分だけをみていてほしいというお母さんに対する独占欲が強くあるのかもしれませんね。4ケ月で人見知りというのも発達上、とても早いことです。人見知りは、自分のことを特別に思ってくれる人とそうではない人がいるということに気付いた時から、芽生えるものなのです。


また、3歳前後という年齢は、来年幼稚園入園を控え、親御さん達は、自立させようと自分から離そう離そうとされるのが現実です。そんな不安もあるのかもしれませんね。早くお母さんから離れて遊んで欲しいという気持ちがお母さんの中に強くでてきますよね。それをまた、お子さんは、敏感にキャッチしてしまうものです。離そう離そうとすれば、よけいにお子さんは、「ママ~!」と追いかけてきてしまいます。

 

さて、近づいてきても大丈夫なお子さんが一人いると、書かれていらっしゃいますが、まずは、そのお子さんと仲良く遊ばせてください。友達ママのところへ行った時は、お母さんも間に入って、4人で遊ばれるなど工夫してみてください。まずは、一人と楽しく遊ぶことから始めましょう。
 

公園に行きたがらなければ、いかせなくてもいいです。でも、お買い物の途中などで公園の横を通り、「楽しそうだわあ。ママ、今度○○ちゃんと一緒にブランコ乗りたいなあ」などと、お母さんが公園って楽しいところだということを語ってあげてください。そんなくり返しの中で、いつの日か、自分から公園に行きたいという日がくると思います。
 

子育ては、忍耐と根気が必要です。焦らず、とことんお子さんと付き合う……そして、お母さんはどんな時でも自分のことを思ってくれているということが感覚的にわかった時、きっと、お子さんの行動は変わってくると思いますよ。しばらく続くかもしれませんが、お母さん、頑張って! 時には、パパにお子さんを見てもらって、リフレッシュする時間を作りましょう。


 

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斉藤孝子
さいとう たかこ
1963年生まれ。現在、 シングルエイジ教育研究会 主任研究員。

1990年から1992年の2年間、衛星チャンネルで公開授業を放映。各種雑誌での執筆の傍ら、幼稚園などの研修や教材開発を手がける。かぞくの雑誌「きらら」、シングルエイジ教育誌に連載中。「幼児は表現の天才」(アドア出版)「母と子と先生と」(創教出版)「生き方の原理原則を教える道徳教育」(明治図書)などにも執筆。2児の母。