私には2歳10ヶ月の女の子が1人います。こんなに大きくなってもまだおっぱいを飲まないと寝てくれません。1歳半頃1度断乳を試みたのですが、ひきつけを起こしそうな程泣きわめくので断念しました。
 

 

その後、友人の話で2、3歳までおっぱいをあげていたという人が他にもいること、それと本で2歳まではおっぱいをあげたほうが子供にも良いというのを読んで少し安心しました。でもだいたいの場合は子供のほうから自主的にもういらないといってきたり、これからはおっぱいなしよと言い聞かせるとすなおに言う事を聞いてくれたというので私もそれを期待していたのですがぜんぜん変わりません。

 

最近は昼寝の時にオッパイをあげないようにしています。自然にコトッっと寝てくれるのを待つのですが午後にオッパイねんねとおねだりするので本を読んであげたりして寝かせようとしますが寝てくれません。昼寝をせずにそのまま夜まで起きているんです。夜も寝かせる時に本を読んで寝かせようとするのですがオッパイねんねとさわいで本を読むどころではありません。夜中も1,2回目が覚めてはオッパイねんね、夜中に起きられては私もしんどいのでついついオッパイをあげてしまいます。

 

電車やバス等の乗り物に乗っている時は寝てくれるのですが、それ以外はオッパイをあげないとほんとうに寝てくれません。オッパイを飲まなければ寝てくれないのではないかと思うくらいです。オムツははやくにとれているのに、オッパイだけは言い聞かせてもなかなかやめてくれません。

どうしたらよいのか困っています。

 

(41歳、女性、グラフィックデザイナー)

 


 

◎孝子先生からのアドバイス◎

お子さん一人一人によって、断乳の時期は違いますね。1歳ですんなり断乳できる子もいれば、3歳になっても出来ない子もいます。また、専門家の方々の主張もいろいろです。無理やりの断乳すると、おっぱいを通して積み上げてきた信頼を断ち切る事になるから、卒乳を待つという考えの方もいれば、いつまでも授乳していると、食が細くなったり、虫歯の原因にもなるから、断乳は1歳半までにすべきだという方などなど…。

 

さて、お母さんのお考えはいかがですか。
実は、私もたしか2歳頃まで授乳していたような気がします。1歳5ケ月頃からは、栄養の上から母乳を飲み続ける必要はないということは重々わかっていました。2歳での母乳は、空腹だからほしがるのではなく、抱かれて甘えられた安心感(お母さんに愛されているという居心地の良さ)を体感しているような気がし、飲ませていたのです。しかし、翌年は入園という時期を迎えることもあって、思い切って覚悟を決めて、止めたという経験があります。

 

さて、断乳というと、いっぺんに母乳をやめるように思いがちですが、そうではなく徐々に量を減らしていきましょう。まずは、昼間の授乳から止めることです。お子さんには、今もお母さんがしていらっしゃるように、やさしく、「おっぱいが痛くてあげられないの。」などと、何か理由をつけて母乳があげられないことを説明しましょう。お子さんは、ぐずったり大泣きしたりするでしょう。でも、止めると決めたら、決して子どもの要求に応じないことが大切です。お母さんもつらいですね。でも、お母さんが絶対に妥協しないことさえ守りぬけば、次第にあきらめてくれるようになります。言い聞かせてもやめてくれないのはわかりますが、そこで、負けたらだめです。断乳は、お母さんに強い意思と覚悟があるかということにつきます。

 

しかし、母乳をむりやり止めないことが、お子さんにとって大切なこととお母さんが考えているのであれば、話は別なのです。卒乳を待つことで、簡単にできた例もたくさんあります。

 

例えば、
・ 3歳になって、おっぱいを飲んでいたら、お友達に指摘され、それ以降、恥ずかしいと止める事が出来た。
・妹が生まれてからも飲んでいたが、「おいしくないね。」と言って、飲まなくなった。など。

 

最終的な判断は、お母さんですが、もし、私だったら、2歳10ケ月なので、強い意思をもって断乳にのぞみます。母乳の回数を減らしていくと同時に、お子さんとのスキンシップをたくさんとれるよう意識した遊び(ひざの上での絵本読みなど)を増やします。いっぱいスキンシップをとりながら、断乳に挑戦してみてくださいね。
  

 

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斉藤孝子
さいとう たかこ


1963年生まれ。現在、 シングルエイジ教育研究会 主任研究員。

1990年から1992年の2年間、衛星チャンネルで公開授業を放映。各種雑誌での執筆の傍ら、幼稚園などの研修や教材開発を手がける。かぞくの雑誌「きらら」、シングルエイジ教育誌に連載中。「幼児は表現の天才」(アドア出版)「母と子と先生と」(創教出版)「生き方の原理原則を教える道徳教育」(明治図書)などにも執筆。2児の母。