3人兄弟(7歳男、5歳女、2歳男)の兄弟児の母です。5歳娘がおちつきがなくて困っています。今年からピアノ、スイミングのお稽古をはじめました。非常に喜んで参加するのですが、はしゃぎすぎで興奮して、周りが見えなくなるようです。

 

 

ピアノの時間には、リトミックタイムに興奮しすぎて大声を出して騒いで先生にしかられることもあります。ピアノをひくことは夢中になってできるようになり、宿題や課題はきちんとこなします。


スイミングでは、泳ぐことは大好きですが、興奮して、じっと順番を待っていなくて空き場所で泳いでたり、終了時間と言われても最後まで水の中にいます。 親がガラスごしなので余計に羽目をはずしています。
 

一度全く知らない父兄から子供と私に「しっかりやって」と注意されたこともあります。何度となく、行く前には、落ち着くように約束をしています。守れないときは一回休ませたりしてバツを与えても、また同じ事の繰り返しです。
 

やめさせてしまうほうがいいのか、どうしたら直るのか困っています。
 

(39歳、女性、無職)

 

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◎孝子先生からのアドバイス◎

 

お母さんもおっしゃっていますように、罰を与えても絶対に解決の方向へはいかないでしょう。やめさせてしまうのも脅迫としか思えないですね。
 

5歳の娘さんは、好奇心いっぱいでがんばりやさんなのでしょうね。その気持ちをしっかりと受けとめてあげてくださいね。
 

しかし、一つだけ弱い部分があります。それは「自己コントロール力=自己抑制力」です。がまんすることがちょっぴり苦手なのでしょう。順番を守らなくてはいけないとわかっているのに、自分を抑制できず、空いている場所で泳いでしまうのです。
 

ですから、習い事だけをどうにかするという問題ではなく、日々の生活の中で、「少しの我慢」を体験させていくことから始めるのがいいと思います。いきなり、すべてを「我慢」ではなく、「少しの我慢」です。
 

「我慢」ができるようになるには、お母さんも根気が必要です。一度、「我慢しようね」と言ったら、それを徹底させて、「がまん!がまん!」と伝えていきましょう。「今日だけは、特別よ」と、「特別」を作って、許してしまってはいけません。

 

そして、出来たときに、うんとほめてあげてください。小さなことでも、我慢できた時は、うんと認めてあげてくださいね。大好きなお母さんが認めてくれることで、お子さんは、きっと、抑制出来るようになります。そして、それが続いていく中で、こういう時には、うれしくて楽しくても順番を守ることが大切という本当の理由に気づき、行動できるようにと成長していくことと思います。

  

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斉藤孝子
さいとう たかこ


1963年生まれ。現在、 シングルエイジ教育研究会 主任研究員。

1990年から1992年の2年間、衛星チャンネルで公開授業を放映。各種雑誌での執筆の傍ら、幼稚園などの研修や教材開発を手がける。かぞくの雑誌「きらら」、シングルエイジ教育誌に連載中。「幼児は表現の天才」(アドア出版)「母と子と先生と」(創教出版)「生き方の原理原則を教える道徳教育」(明治図書)などにも執筆。2児の母。