3歳9ヶ月の娘のことで相談があります。2ヶ月前に弟が産まれました。3~4日前から食欲がなく、ほとんど食べなくなってしまいました。好きなものを作っても食べてくれなくて、果物やデザートは食べてくれるのですが…。

 

元気はすごくあって幼稚園でも変わりなく過ごしてるようなのですが。ストレスがあるのでしょうか? なるべく時間を作って遊んだり本を読んだりしてはいるのですが。どうしたら食べてくれるのでしょうか?


妊娠中も一時期泣いたり、おねしょしたり、今まで出来ていたことができなくなったりということがありましたが、そういうことの1つなんでしょうか? よろしくおねがいいたします。


(29歳、女性、専業主婦)

 

 

◎孝子先生からのアドバイス◎   

 

今までは、お母さんを一人占めできた上のお子さんも、弟さんの誕生で、情緒不安定になっているのかもしれませんね。もうすぐ4歳という上のお子さんは、もうしっかり、弟さんの存在を理解できますし、だからこそ、良いおねえちゃんになろうと思う分、やはり「お母さんをとられたくない」という複雑な思いでいっぱいなのでしょうね。


子どもはとっても敏感。周りの目が赤ちゃんに向いていることもわかっているのです。
そんな時は、ごはんを食べさせることに一生懸命になるよりも、心のケアが大切。
「お母さん! 今までと同じように私のこと見ていてくれている? 愛してくれている?」という信号を送っているのです。


お母さんからのご相談の中で、今までできていたことができなくなったり…とありますが、もしかしたら、お母さんが赤ちゃん誕生もあって、何気なく早く自立させようと思ってはいませんでしたか。できていたことができなくなってしまうことで、お母さんは、自分をかまってくれるのではないかと、上のお子さんは思っているのでしょう。
 

ここで言えることは、できるようになったのですから、そのために得た技術はきちんとあるということ。とにかく、今は、できるだけ上のお子さんの欲求を受け入れてあげてください。そして、できるようになったとき、うんとほめてあげてくださいね。
 

ストレスを解消できるのは、お母さんしかいません。大変な時ではあるけれど、できる限り、上のお子さんと接してくださいね。ごはんは、心が落ちつけば、食べるようになります。いろいろと困った行動が起きても、絶対にイライラを顔にださずに、笑顔でおおらかに接してくださいね。
 

上のお子さんも絶対にわかってくれます。大好きなお母さんが今までのままだってわかったときに、きっと、頼りになるお姉ちゃんに変身しますよ。
 

 

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斉藤孝子  さいとう たかこ


1963年生まれ。 シングルエイジ教育研究会 主任研究員。

1990年から1992年の2年間、衛星チャンネルで公開授業を放映。各種雑誌での執筆の傍ら、幼稚園などの研修や教材開発を手がける。かぞくの雑誌「きらら」、シングルエイジ教育誌に連載。
「幼児は表現の天才」(アドア出版)「母と子と先生と」(創教出版)「生き方の原理原則を教える道徳教育」(明治図書)などにも執筆。2児の母