うちの息子は今月で1歳2ヶ月になります。出産後、1歳5ヶ月頃までは、ずっと家に居て過ごしていたのですが、春から保育園に入園し生活は一転しました。

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7月には私が転職をし、ますます忙しくなりました。今では朝ママが近くのおばあちゃんの家まで連れて行き、ばぁばに保育園の送りを頼み、帰りは帰宅の早いパパが行っています。

 

ママの生活は、帰宅後少し子どもと話した後、パパとお風呂に入っている間に夕食の支度をし、子どもは夕食後すぐに就寝します。


問題は、寝るときです。平日はあまりコミュニケーションをとれないので、ママが寝かせようとすると……「パパー!! パパー!!!」と号泣です。なんとかママと寝てもらおうといろいろと試してみるのですが、結局いつもパパが見かねて寝室に入ってきて、子どもはパパに抱きついて眠りにつく毎日です。


もともとパパは子煩悩で、子どもと遊ぶのも上手な方だし、私が手伝うすきもないくらい育児に関してはよくやってくれます。その事は非常にありがたいのですが、このままでは子どもとの距離ができてしまうのでは……と不安です。


日中ママと過ごすときは、ママ大好きよといって抱きついてきたりしますが、パパと3人で居るときは、抱っこするのもパパでないと嫌がるくらいです。
 

やはり母親とのコミュニケーションが不足しているからなのでしょうか? なんだか、私は不要な存在なのでは、と感じてしまいとても寂しいです。
 

(25歳、女性、旅行業)

 
 

◎孝子先生からのアドバイス◎  

 

私が自信をもって言えることは、お子さんは、ママのことが「大・大・だぁ~いすき」だと言うことです。お子さんにとって、ママはとっても必要な存在! だから、あんまり、自分をせめないでくださいね。「ママ、大好き」という感情は、理屈ではなく、本能的なものだと思います。


でも、ママ自身が、ちょっぴりパパとの仲の良い関係に嫉妬して、いじけてしまう姿を見せていくと、お子さんはすぐ、それを察知します。そして、なんとなく、ママに対するアプローチが少なくなってしまっているのでないでしょうか。本当は、お子さんだって、もっともっと「ママ大好き」って言いたいのだと思いますよ。


また、パパが寝かしつけてくれるのは、一つの習慣になっているのかもしれません。それならそれで、その時は、「パパ、お願いね」と頼んでしまってもいいのではないかしら? 抱っこもパパのところへ行った時は、「ママも○○くん、大好きだから、抱っこしたいなあ」とさらりと言えるくらいおおらかなママでいたほうがいいです。それよりも、日中、お子さんが「ママ、大好き」と言ってくれるこの時間を大切にして、「ママも大好きよー」とうんと心から抱きしめてあげてくださいね。


コミュニケーション不足も気にされているようですが、たくさん時間があれば、充分なコミュニケーションができるというものではありません。時間より、質=内容です。
 

働くママたちは、みんな限られた時間だからこそ大切にコミュニケーションをとっています。
ママもがんばって!

 

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斉藤孝子 さいとう たかこ

1963年生まれ。 シングルエイジ教育研究会 主任研究員。

1990年から1992年の2年間、衛星チャンネルで公開授業を放映。各種雑誌での執筆の傍ら、幼稚園などの研修や教材開発を手がける。かぞくの雑誌「きらら」、シングルエイジ教育誌に連載。
「幼児は表現の天才」(アドア出版)「母と子と先生と」(創教出版)「生き方の原理原則を教える道徳教育」(明治図書)などにも執筆。2児の母