娘が頻繁に学校を休む~子育て相談室

高橋愛子
2023.10.04 15:16 2013.09.06 12:00

高橋愛子先生からのアドバイス

学校の教室

つらい気持ちを聞き取り、学校とも本気で話し合いを

学校に行きたくない気持ちが強いときは、無理に学校に行かせなくてよいと思いますよ。それよりも今は、お母さんがお嬢さんの気持ちをよく聞くことが大切です。

家庭ですべきことは、「イヤなことがあって行きたくないのかな?」「クラスにやんちゃな子がいるのがイヤなのね」などと言葉をかけながら、何がつらいのかを聞き取って、「イヤだ」という感情を吐き出させてみるといいと思います。

また、「嫌な思いをしていることをお母さんはわかっているよ」ということが伝わるように、「あなたのことを信じているよ」「あなたは間違っていない」という言葉もかけてください。

つらさを十分に聞いたら、「先生にも考えてもらって、みんなのお母さんたちとも協力して解決するから」とお嬢さんを安心させましょう。

◎「お母さんはあなたの味方だから、大丈夫」 

手をつなぐ親子

そのうえで、他の保護者の方と連絡を取って先生との話し合いの場を設けてはいかがですか?「みんなで解決し合いましょう、協力し合いましょう」と呼びかけ、「先生も困っていらっしゃるようですが、保護者としてできることはありますか」と、批判や非難ではなく、支援する気持ちで話し合いの場をもつとよいと思います。

クラス担任は若いということで、教師としての力量が不足しているのかもしれません。不満も出るでしょうが、先生の至らない点ばかりでなく、いいところも伝えつつ、互いに育て合う気持ちで話し合ってみてください。

お嬢さんに対しては、「お母さんはあなたの味方だから、大丈夫」と伝えて、安心感をもたせることが大事です。家の中に安心感があれば、外に行く力も出てきます。学校に行く気持ちになったら、「何かあったらすぐに話を聞くからね」と言葉をかけて送り出しましょう。

子どもにとって環境はとても大切です。いい環境をつくるための努力は、教師と親双方の務めです。お嬢さんのことが心配なら、親として本気で学校と関わっていくこと。

そして、問題解決には「誰が」ではなく「何が」大事かを考えることです。お子さんが勉強や学校が嫌いにならないようにするために、今こそあなたの出番だと思いますよ。

高橋愛子

高橋愛子

家庭教育研究所代表。1938年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。3男1女の母親。カウンセラー、セラピスト、ファミリー・コンサルタントとして、企業や学校などで研修を行なう。2009年より全国の親子支援者と「安心親子応援団」を結成。著書に『頭がいい親の上手な叱り方』(コスモトゥーワン)など多数。