「うんち」「おしっこ」で大はしゃぎの男の子。彼らが下品な言葉で喜ぶのには、一応理由があります。

 

男の子

 

男の子あるある「下品なことばかり言う」

 

男の子は「おふざけ」が大好き。その中でも特に「うんち!」「おしっこ!」「ちんちん!」と下品なことを言っては喜んでいる……、何がそんなにも楽しいのかまったく理解できないし、周りからは白い目で見られるしで、散々な気持ちを味わいます。

 

これは、男の子流の二つのコミュニケーションと言えます。

 

ひとつは、大人の反応を試すためのものです。「うんち」などの下品な単語は、社会生活ではタブー視されている言葉です。つまり、タブーに切り込むことで周りの人がどんな反応をするかを試しているのです。「やめなさい!」「そんなこと言わないの!」と過剰な反応を示せば示すほど、おもしろがって余計にエスカレートしていきます。公共の場では言わない、食事中は避けるなど、最低限のマナーを決めておいて、そうではない範囲であれば、「ふーん」という程度に、過剰に反応しないようにしてみるといいでしょう。

 

そして、彼らの大好きなうんちやおしっこのことをもっと知ることができるような絵本や人体の図鑑を、日頃から一緒に見ておくことをおすすめします。「うんち」「おしっこ」は健康の度合いを示すバロメーターでもあります。うんちやおしっこはどうして出るのかを楽しく知っていくことで、タブーではなくなっていくはずです。

 

そしてもうひとつは、友だち同士のコミュニケーションです。男の子は言語能力が幼い傾向があるので、単純な言葉を交わしながら友情を深めていきます。つまり、ちょっと悪いこと、タブーであることを言い合うことで絆を深めていくのです。女性であるママから見ると、「なんてくだらない……」と感じられるかもしれませんが、これが男の子というものなのです。

 

そんなとき、日頃からうんちの本などを読んでおくと、ただ「うんち!」「おしっこ!」と言い合うだけでなく、「オレ、うんちがどうやってできるか知ってるよ!」と、また違う関わり方ができるでしょう。

 

ママにとってはあまり歓迎されることではありませんが、下品なことは言わない!と完全にフタをするよりも、マナーをわきまえつつ、多少オープンさを保っておくといいですね。これは、後々の性教育の大切さにもつながっていきます。

 

 


 

【本書のご紹介】

 

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『モンテッソーリの「ちゃんと自分で考えられる」男の子の育て方』

 

男の子育ての「なぜ?」「どうして?」をスッキリ解消! 子どもの自主性と独立心、知的好奇心をはぐくむモンテッソーリ流・男の子育てのポイントをわかりやすく解説します。

 

【著者紹介】

神成美輝(かんなり・みき)

モンテッソーリ育児アドバイザー。保育士、幼稚園教諭2 種。幼稚園、病児保育室の勤務を経て、モンテッソーリ教育に力を注ぐ早稲田フロンティアキッズに勤務。2009 年12 月、フロンティアキッズ河田町開設に伴い園長に就任。その後、モンテッソーリ教育をさらに実践するために2012 年、モンテッソーリ教師の資格を取得し、園長を辞して現場に復帰。系列のメデュケアモンテッソーリナーサリースクールに指導者として従事した。モンテッソーリ教育の現場に精通し、子どもだけでなく保護者への啓発にも力を入れている。

著書に『モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方』『モンテッソーリ流「才能がぐんぐん伸びる男の子」の育て方』(以上、日本実業出版社)がある。