「ダメ!」が口ぐせになってない? 子どもを納得させる親の一言
2023.11.01 13:34
2023.03.02 13:20
子どもは突然走り出したり、転んで泣いてしまったりと、目が離せないもの。親はどのように対処すればよいのでしょうか。言語学博士の堀田秀吾さんによれば、まずは子どもの気持ちを理解し、共感してあげることが重要だそう。親子のコミュニケーションを円滑にする、おすすめのフレーズをご紹介します。
※本稿は、子どもの声かけ検討委員会(著)、堀田秀吾(監修)『子どもがやる気になる!「親のひとこと」言い換え辞典』(三笠書房)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
堀田秀吾(明治大学教授)
言語学博士。言語学、法学、社会心理学、脳科学等の分野から言葉とコミュニケーションをテーマに研究を展開。『人間関係の99%はことばで変わる!』『科学的に元気になる方法集めました』等著書多数。
お悩み1. 軽いケガでも大泣きする
元気な子どもにケガはつきもの。でも、ケガをしたら子どもは痛くて痛くて、いっぱいいっぱい。痛みを否定せず、うまく受け入れさせるには、ちょっとした親の支えが必要です。
【言いがちフレーズ】
痛くない、痛くない
【おすすめフレーズ】
痛かったね~
公園で追いかけっこをしていたら、転んでしまったタイチくん。ヒザを擦りむいて痛いのと、転んで恥ずかしいのとで、泣いてしまいました。まわりのお友達も心配してくれていますが、またそれが恥ずかしくて、涙が止まりません。
「だいじょうぶ?」
「血でてる~いたい~」
タイチくんは泣きやむどころか、ますます大声で泣きだします。確認してみたところ、かすり傷くらいで幸い大きなケガではなさそうです。