「電車で大はしゃぎする子ども」を落ち着かせるとっておきの一言
お悩み2. お店の商品を面白がって触る
子どもとのお出かけ、楽しいですよね。でも、子どもがまだ買ってもいないお店のものをペタペタと触ってしまった時はどうしましょうか。
【言いがちフレーズ】
こら! やめなさい!
【おすすめフレーズ】
これはお店の人の大事なもの。ジロウくんだって、大切なものをダメにされたくないよね。
ジロウくんはパパとスーパーで買い物。ママは洋服を見に行っているため、パパだけでジロウくんを見なくてはなりません。パパがカートを押して買い物をしていると、横にいたジロウくんは鮮魚コーナーで魚の目を押して遊び始めました。
「パパ、これみて、ぶよぶよしてて面白い」
ジロウくんが指で押すので、魚の目がつぶれてしまいそうです。
<解決策>「同じことされたらどう思う?」と考えさせる
好奇心が旺盛なのは、子どもの成長過程において非常に大切なこと。いろいろなものに興味を持ち、学んで、生きる力、そして素養を身につけていきます。でも、お店のものにむやみに触ったり、いたずらしてしまうのは困り物です。
そこで、試してみたいのが、おすすめフレーズのような言い方。もし、自分が同じようなことをされた場合に、どういう気持ちになるか考えさせる方法です。この言葉の「自分の大切なもの」を、「おもちゃ」のように、普段から子どもが遊び慣れているものに言い換えて伝えると、さらに効果が上がります。
ただ、そういう考え方ができるようになるためには、5、6歳くらいにはなっていないと難しいようです。それまでは、根気強く、何度もくりかえし教えていく必要があります。それに、子どもは、大人たちが品定めのために商品に触っている姿を見ています。なぜ、自分だけが触ってはいけないのか、なかなか理解できません。親も精算前の商品には必要最小限しか触らない努力をすることも大切です。