できなかったときの「励まし言葉」できたときの「絶品ほめ言葉」

井戸ゆかり
2023.11.01 13:26 2023.03.02 11:51

【4】「嫌いだったのに食べられたね。すごい!」

親を見上げる子ども

苦手で食べるのを嫌がっていたものを1つでも食べられたときには、「食べられたね。すごい!」とほめましょう。そのときに、「1つしか食べられなかったの」と言うか、「1つ食べられたね!」と言うかで、子どもの伸び方が違ってきます。

【5】「カッコイイ!」「すてき!」

自分1人で洋服を着ることにチャレンジして、できたときには「カッコイイ!」「すてき」と言葉がけすると子どもは得意な気持ちになります。できないところがあった場合は、できないところをさりげなく手伝い、「できたね! カッコイイ!」と声かけしましょう。

【6】「最後までよくがんばったね!」

子どもが何か作品を作っているとき、その作品の出来があまりよくなくても、最後までがんばって取り組んだのであれば、その過程を認め、ほめましょう。そのようにすることで、次も途中で投げ出さずに最後まで取り組もうという姿勢につながります。

【7】「さすが、〇〇ちゃん!」

こう言われると、自分でもできたことを実感し、達成感を覚え、自己評価が高くなって自信がもてます。また、子どもが年長児の場合、「さすが、年長さん!」と言うと、年長児であることを自覚し、ますます意欲が増すことでしょう。

井戸ゆかり

井戸ゆかり

青山学院大学卒業。大妻女子大学大学院博士課程修了。学術博士。東京都市大学人間科学部児童学科教授、横浜市子育てサポート研修講師、渋谷区次世代育成支援地域協議会会長などを務める。著書に『子どもの「おそい・できない」にイライラしなくなる本』(PHP研究所)ほか。