抱きしめるほどやさしい子に育つ! 親子の触れ合いは子どもの一生の宝物

山口創

幼少期のスキンシップは、オキシトシンの分泌を促します。

幼少期は脳が大きく発達する時期ですから、その時期の触れ合い体験は、その後の成長に大きな影響を与えます。

脳でオキシトシンが出やすくなった子どもは、成人後もずっと出やすくなります。すると他者と信頼関係を築きやすかったり、ストレスに強くなったり、社会性や共感性が高くなり、攻撃性が低くなるといった効果も認められています。

人は、オキシトシンの効果と皮膚感覚という体の作用で思いやりを感じるからこそ、やさしくなれるのです。それゆえに、幼少期のスキンシップは子どもの一生の宝物だと言えるのです。

子どもの様子をしっかりと見つめながら、わが子が喜んでくれる触れ合い方を見つけて、親自身もスキンシップを楽しみましょう。