良い口ぐせスパイラルと、悪い口ぐせスパイラル

竹内エリカ
2023.11.01 14:35 2023.03.06 12:00

マイナス言葉を口ぐせにしない3つの方法

微笑みあう親子

最近、子どもに対し、マイナス言葉をかけがちだなと思ったら、この3つのことを心がけてみてください。

【方法1】7秒間、ただ「抱きしめる」

“くせ”になっているほどなので、なかなか直らないのが”口ぐせ”。イライラして子どもに当たりそうになったら、子どもをギュッと抱きしめてみましょう。

たった7秒間抱きしめるだけで、あなたの中に愛情を満たすホルモンが分泌され、心が落ち着いてきます。自然と子どもに対するマイナス言葉も減っていくので、寝る前や朝起きたときの習慣にするのがおすすめです。

【方法2】「ふくろうの法則」を思い出す

マイナス言葉が出そうになったら「ふくろうの法則」を実践してみましょう。ふくろうは英語でOWLと書きます。

その文字の順に、まず、子どもが今何を感じ、興味がどこにあるのかを観察(Observe)、次に、子どもが何を考え、どのように行動するのかを待ち(Wait)、子どもに問いかけ、子どもの話に耳を傾ける(Listen)。こうすると子どもの成長が見えて愛情が増し、マイナスの言葉が出てこなくなります。

【方法3】自分自身にも良い口ぐせを心がける

ついマイナス言葉を使ってしまうのは、あなた自身が、自分の子育てに自信を持てないからかもしれません。確かに子育てをしていればイライラしたり、感情的に怒ってしまったりして、落ち込むこともあるでしょう。

でも、子どもにとってはかけがえのないお母さんです。ですから、自信を持ち、「今のままの私で大丈夫。最高のお母さんなんだ」と自分に言い聞かせましょう。あなたもあなたのままでいいのです。

竹内エリカ

竹内エリカ

幼児教育者。淑徳短期大学非常勤講師。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。20年にわたり、子どもの心理、教育、育成について研究。2児の母。『明るい子どもが育つ 0歳から6歳までの魔法の言葉』(中経出版)他著書多数。