子どもの自立を奪う「親のNG行動」

竹内エリカ

子どもには5つのタイプがある

子どもには、生まれながらに持つ「気質」があり、大きく分けて次の5つのタイプがあります。「自分でちゃんとできるかしら」と、ときにあなたを困らせたり不安を抱かせる要因にもなる、この「気質」。お子さんはどのタイプでしょうか。

・デリケートタイプ

小さな物音にも敏感に反応して、驚いたり泣いたりするため、寝かしつけに苦労します。人見知りが激しいタイプですが、感受性が強く、得意分野では能力を発揮します。

・エンジェルタイプ

穏やかでいつもニコニコ。誰にでも愛想がいいので、周りからも可愛がられます。母になれた幸せを実感させてくれるような子で、「育てやすい」と感じるでしょう。

・アクティブタイプ

赤ちゃんの頃からよく泣き、よく動き、ちっとも寝てくれません。好奇心旺盛で、運動機能の発達が早め。自我が強いのでお友だちとのけんかも絶えないタイプです。

・ネガティブタイプ

おっぱいを飲むときも寝るときも、ぐずって親を困らせるタイプ。いつも不満を抱えていて、自信のなさが態度に現われますが、好きなことに集中させると才能を伸ばせます。

・テキストタイプ

しっかり眠り、規則的におっぱいを飲むなど、育児書どおりに成長するタイプです。言葉の発達が早く、理解力や集中力が高い一方、自己主張や行動力に欠ける面もあります。

こういう「気質」なんだと、親が理解し受け止めることは、子どもの自信や自己肯定感を高めることにつながります。