「甘え」を受けとめると 7つの力が伸びる!
甘えさせることで育つ7つの力
親が「甘え」を受けとめることで、子どもが自信をもって人生を歩むために必要な7つの力が育まれます。
【1】挑戦力
好奇心が育ち、チャレンジ精神のある子に
初めてのものを見たり、新しい場所に出ていったりすると、子どもは「おもしろそう、やってみたい、新しいことに挑戦したい」と思います。でも、1人では不安で、その状態を楽しむことができません。でも、お母さんが側にいてくれれば、不安が「楽しみたい」というワクワク感、つまり好奇心に切り替えられて、「挑戦する力」が育ちます。
初めての場で手をつなぎたがったり、お母さんの陰に隠れたりしたときは、挑戦したいサインなのだと受けとめ、優しくフォローしましょう。
【2】行動力
やる気をキープし、前向きな気持ちをもてる子に
「新しいことにチャレンジしてみよう!」という気持ちになっても、いざとなると一歩を踏み出す勇気がまだない。そんなとき、お母さんに甘えてエネルギーチャージができると、「よし、やろう!」と前に進んで、行動に移せるようになります。
お母さんと手をつなぎたがるなどスキンシップを求めるケースが多いのですが、文句を言ったり駄々をこねるなど、あまのじゃく的な態度をとることもあります。困った行動が甘えのサインではないか注意して、子どもを見てください。
【3】集中力
強い探究心が生まれ、じっくり取り組める子に
たとえば、砂遊びに夢中になっているかと思うと、ふと気づいてお母さんのところに戻り、しばらくするとまた砂場に戻る、というような形で甘えが出るときは、集中力が伸びている証拠です。
目の前のことをもっとわかりたい、理解したいという探究心が芽生え、ぐーっと集中するのですが、やがてエネルギー切れになって、お母さんのところに戻るのです。親の元で燃料補給をし、またやってみる……をくり返しながら、集中力が育っていきます。