間違えたらアウト!? 小学生レベルの「文学の教養」7選
知っておきたい 子どもに自慢したくなる教養
【クイズ6】
兼好法師が書いたのは『○○草』?
(1)徒然 (2)月見 (3)浮世
答えは、「(1)徒然」。自分の気持ちのままに書いているんだよ。
それでは、兼好法師の”すごいところ3″を紹介。
1.『徒然草』の作者!
『徒然草』は随筆(エッセイ)であり、鎌倉時代の社会がどうだったか、人々がどんな考えだったかがわかる歴史資料でもあるよ。
2.人生の達人!
『徒然草』には生きるヒントがたくさん。木登りの名人、乗馬の名人、すごろくの名人、弓の名人たちの名言が心に残るよ。
3.すぐれた歌人でもあった
宮廷に仕えていたころに、和歌の才能が評価されて「和歌四天王」のひとりといわれていたよ。
【クイズ7】
井原西鶴が書いて人気を博したのは『○○一代男』?
(1)好色 (2)東京 (3)江戸
答えは、「(1)好色」。主人公・世之介の一代記。日本各地でいろんな女の人とかかわっていくよ。
それでは、井原西鶴の”すごいところ3″を紹介。
1.「浮世草子」のリーダー!
「浮世草子」とは江戸時代の小説の1ジャンルで、町人の生活をいきいきとえがいたもの。西鶴が『好色一代男』ではじめたジャンルだよ。
2.信じられない数の俳句をつくった
15歳ごろから俳句の勉強をはじめた西鶴。一昼夜 (丸一日)で2万3500句もの俳句をつくったといわれているよ。
3.西鶴晩年の傑作『世間胸算用』
『世間胸算用』はおおみそかに借金を返さなくてはならない町人たちが、必死に奮闘する話。20の短編からなっているよ。
いくつ答えられましたか?
子どもにとっては「知っておきたい教養」、大人にとっては「今さら聞けない教養」。この機会に子どもと学んでみてはいかがでしょうか。
小学生なら知っておきたい教養366(小学館)
小学生のための教養本。1日1ページ、毎日読むことで、知性の筋力を鍛えます。言葉、文学、世界、歴史、文化、芸術、自然と科学…小学生のうちに知っておきたい7ジャンルから、「言葉遊び」「日本文学神7」「世界のすごい画家」など52の週テーマを厳選。1週間1テーマで点の知識が線になり、強い知識を目指します。