6歳までが勝負です!才能の芽がグングン育つ「脳の鍛え方」
大きくなったら差がつく!「脳育て」で欠かせない3つのこと
(1)規則正しい生活で、まずは「古い脳」を鍛えよう
幼児期に何より大事なのは、生涯生きていくための土台とも言える、古い脳のシナプスをできる限り増やすことです。
そのために毎日の生活において、しっかり寝る、だいたい同じ時刻に起きる、きちんと3食食べる、たくさん遊ぶ、を規則正しく繰り返して、脳に五感からの刺激をたくさん入れましょう。
大人の生活リズムに合わせた適当な生活を送っていても、子どもの脳は発達することは発達します。でも脳内のシナプスは必要最小限しか作られないので、出来上がった脳はバランスが悪く不安定です。
思春期前後になって、ちょっとしたトラブルから心身の不調を訴えたり、学力が身につかない子どもたちのほとんどは、ここに原因があるのです。
【実践すると脳は……】”最高のサイクル”が定着する
体内時計がしっかり働くので、夜は自然に眠くなり、朝は自然に目が覚める脳になります。日中は活動的になり、きちんと空腹を感じます。これは生涯必要な基本の機能です。
【子どもはこう変わる!】手がかからなくなる
朝からニコニコ笑顔で起床。昼間は元気よく走り回り、食事はきれいに完食。夜は8時頃には目を開けていられないくらい眠くなり、一言で言えば「手がかからない子」になります。
(2)会話と遊びで、「新しい脳」を育てよう
新しい脳も盛んに発達している幼児期の子どもは、特に親など身近な大人がしゃべっている言葉や、している仕草をじっと見聞きして盛んに真似をします。
大人の言葉や仕草が、重要な脳への刺激なのです。多く刺激が入ればシナプスが増え、脳の高度な機能が無限大に発達していきます。
ただし、映像からではこのような刺激はあまり入りません。子どもと一緒にいるときは、テレビや携帯電話などは遠ざけて、親子で向かい合いましょう。
なるべく多くの語彙を使って、今日あった出来事や季節の行事の話など、きちんとした文章で語りかけるようにしてください。遊ぶときには、親も手足を動かして身体を触れ合わせるような遊びをすると、刺激がたくさん入って効果的です。
【実践すると脳は……】学習の土台ができる
新しい脳には無数の神経細胞があります。この神経細胞が幼児期にまんべんなく刺激されることで、学習の土台が出来上がり、小学校での勉強にすんなり移行しやすい脳になります。
【子どもはこう変わる!】好奇心旺盛で活動的に
新しい脳が活発だと、好奇心旺盛になり、見るもの聞くものすべてを知りたがり、触りたがります。身体も活発に動かすので、さらに刺激が入り、「良い脳」に育ちやすくなります。