かわいい!ふしぎ!生後1ヵ月ごろの赤ちゃんしぐさ

小西行郎(監修)、横峰沙弥香(イラスト)

「アーアー」「クークー」と声を出す

あれ? 音が出る。おもしろい

大人たちは、「ことば」というものを使って、自分の気持ちを相手に伝えたり聞いたり、気持ちのやりとりができてうらやましい。

わたしも早くお話しできるようになりたいけど、まだ、舌やくちびるの使い方がよくわからなくて、泣くことくらいしかできないの。シュン。

でも、たまに、のどの奥から「アーアー」とか「ウークー」という音がすることがあるの。ひょっとして、これがわたしのことば? 

おもしろいから、ひとりで「アー、クーン」って音を出して遊んでいると、ママが「あら、お話し上手ね」とほめてくれた。そうかしら?

せっかく「アークー」とお話ししても、放っておかれたらつまらない。「どうしたの?」と答えてもらえると、もっと言いたくなっちゃう!

Dr. 小西’sアドバイス

これは「クーイング」といって、おしゃべりのはじまりといわれています。

このクーイングに大人が受け答えをした場合としない場合では、受け答えをしたほうが長時間クーイングを続けるという実験結果もあるので、ぜひ答えてあげてください。

ママ、わたしこんなこと思ってるよ(PHP研究所)
赤ちゃんは何を思っているの? 赤ちゃんの表情やしぐさに隠された意味を、赤ちゃん目線の語りとユーモアあふれるイラストで解説する本。