かわいい!ふしぎ!生後1ヵ月ごろの赤ちゃんしぐさ
かわいい声を出したり、足を動かしたり……生まれて1ヵ月ごろの赤ちゃんのしぐさを、イラストとともにご紹介します。
※本稿は、小西行郎著『ママ、わたしこんなこと思ってるよ』(PHP研究所)より一部抜粋・編集したものです。
【監修】小西行郎(こにし・ゆくお)
1947年生まれ、香川県生まれ。日本赤ちゃん学会理事長。京都大学医学部卒業後、福井医科大学、東京女子医科大学を経て同志社大学赤ちゃん学研究センター長/教授となる。2001年、”ヒトのはじまりとしての赤ちゃん”を学際的に研究する「日本赤ちゃん学会」を創設した。
【イラスト】横峰沙弥香(よこみね・さやか)
イラストレーター。愛息との日常を描いたイラストを写真投稿サイト「Instagram」内で投稿する。フォロワーは現在16万人以上。ファッション誌及びウェブサイトなど多方面で活躍中。
足を床につけると歩く動作をする
ふしぎ! 足が勝手に動くよ
まだ首もすわっていないし、おすわりもできない。当然、歩くことなんてできないはずなのに、ママやパパにわきの下を支えてもらって、足の裏が床にふれると、「パタ、パタ、パタ」って、まるで歩くように足が動いてしまうの。
まだ「歩きたい」と思っているわけでもないし、そもそも足でからだを支えることもできないから、歩けるわけがないんだけどね。神様は、わたしにいろんな力を授けてくださって、この世に生まれたんだなと思う。
この動き、よほどおもしろいのかしら。ママやパパだけじゃなくて、まわりの大人たちは「すごい!」と感激してる。でも、いつでもできるわけじゃないから、ムリして何度もやらせないでね。
【Dr. 小西’sアドバイス】
新生児に見られる原始反射のひとつで、「自動歩行」といいます。赤ちゃんは無意識に足を動かしているだけなので、練習させれば早く歩けると思ってもムリ。
数カ月で消えるので、見られただけでラッキーだと思ってください。