日本の子どもはなぜ自己肯定感が低い? 原因は「親の10の言動」
1.子どもに隠し事をする、子どもに隠し事を強要する
子どもが傷つかないようにと、子どもに事実を隠したり、事実を他人に口外しないよう強要することがありますが、これは、子どもの自己肯定感を下げてしまいます。
例えば、子どもが養子であることを子どもに知らせない、子どもが不登校であることを他人に口外しないよう子どもに強要すると、自分が養子であること、あるいは不登校であることはだめなことなのだと感じ、ありのままの自分を受け入れ愛することができなくなります。
2.子どもの声を無視する
◆子どもが自ら決めたことをサポートするのが親の仕事
子どもが発する「これをやりたい、これはやりたくない」という声にしっかり耳を傾けましょう。例えばトランスジェンダーやLGBTQの人は多くの場合、子どもの頃からそのことに自分で気づき、親にも伝えています。
けれどもほとんどの親は子どもの声を無視してしまいます。女の子に生まれてきたけれど、男性のような格好をしたいと希望する子ども、同性が好きな子ども。子どもたちが発する言葉を親が敏感に受け入れればそれは子どもの自己肯定感につながり、無視すれば、自己否定に繋がってしまいます。
3.親の価値観を押し付ける
親から生まれてきたけれど、子どもは親とは全く別の人格を持った一人の人間です。親の価値観を子どもに押し付け、なんでも親が決めてしまうと、子どもの自己肯定感は下がってしまいます。
どんな洋服を着て、どんな友達と付き合い、どんな進路を選ぶか、何を持って人生の成功とするか、親は必要に応じてアドバイスこそすれ、親が決めることではありません。子どもが自ら決めたことをサポートするのが親の仕事です。