子どもへのイライラが止まらない…親が「怒りをコントロールする」5つの方法

篠真希
2023.04.21 15:57 2023.04.13 10:01

親子

(4)べきログ ~自分の中の「べき」を知る

これは先に挙げた3つの方法より、少し長期的な視点に立つ方法です。今自分が怒っているのは、どういう「べき」があるからなのか、と考える方法。たとえば、「自分のことは自分ですべき」なのか、「親の言うことに従うべき」なのか、「親に面倒をかけないべき」なのか……。自分の中の「べき」を知ることで、怒っている理由が理不尽でないか見直せ、子どもに伝えたいことが明確になります。

(5)ハッピーログ ~良いところに目を向ける

日常的に取り組むことで、怒りにくくなる方法。毎日、些細なことでいいので、良いことに目を向けてノートに書き留めていきます。1日1個でもOK。楽しいこと、良かったことに目を向けると、毎日をより楽しい気持ちで過ごせるようになるだけでなく、子どもの良いところにも目が向くようになります。「言わないとやらないんだから!」から、「今日は1回でできた!」というように視点も言葉も変わっていきます。

 

あなたが変われば、子どもも変わる

パパと子とママ

「怒り方」「感情表現」は、子どもに移ります。親が怒ったときにどういう態度を取るかは、子どもに大きく影響します。しかし、上書きが可能です。

今までの方法が良くなかったと思うのであれば、ぜひ今日からでも上書きしましょう。すぐに大きな変化はないかもしれませんが、本来、お互いに思い合っている者同士ですから、その変化は必ず伝わります。

親の態度が変わると、子どもの反応が変わります。良い反応があれば、お互い少し良い気分で接することができるでしょう。その小さな連鎖を楽しんで、良い関係を築いていってください。

決して手遅れではありません。これからの時間を笑顔で過ごしてくださいね。応援しています!