中学生の成績を上げるために、入学前に親が知ってくべきこと
そもそも「中間・期末テスト」って何?
・小学生のときのテストとは、ここが違う!
さて、新中1生の皆さん。タイトルにある「中間・期末テスト」って何のことかわかりますか? これらは中学・高校で行われる大きなテストのことですね。
小学校のときには単元が終わるたびに細かく何度もテストがあったと思いますが、中学に入ると1学期間でテストがたった2回だけ(3学期のみ1回)になります。
テスト回数が減ってラッキーと思いましたか? でも、それは大きな勘違い。そのかわりテスト範囲が広くなって、全教科一気にテストをするようになるのです。
学期のほぼ真ん中にやるテストを「中間テスト」、学期の末にやるテストを「期末テスト」と呼んでいます(3学期に1回やるテストを「学年末テスト」と呼びます)。
これらのテストをひっくるめて「定期テスト」と言いますね。
小学校の頃は細かくテストがあったので、ミスをして低い点数をとってしまってもリベンジするチャンスはたくさんありましたが、中学に入るとテストが学期で2回だけに。
たとえば中間テストでミスをすると、もうその学期の半分が失敗決定ですし、リベンジするチャンスは期末テストの残り1回だけになるのです。
つまり、「中間・期末テストは小学校の頃のテストよりも1回の重要度が大きい」ということですね。
では、中間テストと期末テストでは何が違うのか? 次の項目では、このことについて見ていくことにしましょう。
中間テストと期末テストって、どう違うの?
・最も大きな違いはこれ!
中間テストと期末テストが、学期の中で行われる大きなテストであるということはわかってもらえたでしょうか?
では、今度は中間テストと期末テストの違いについても説明しておきますね。その名のとおり、行う時期が違うのはもちろんなのですが、一番大きな違いは「実施するテストの教科数」です。
中間テストは主要教科である「英語・数学・理科・社会・国語」の5教科のテストになります。対して期末テストは、この5教科に副教科と言われる「音楽・美術・保健体育・技術家庭」の4教科が加わり、合計で9教科のテストになりますね。
定期テストは基本的に1日3教科でテストをするので、中間テストは2日間の日程、期末テストでは3日間の日程で組まれます。
「期末テストって、大変そうだな」というのが伝わりますでしょうか。
試験教科が9教科で試験日程が3日間になるのですから、やはり準備は大変ですね。しかも、テストに向けた準備に使える時間は、中間テストと期末テストで基本的に変わりませんから、工夫が必要になります。