思春期の女子に増える「自分は頭が悪い」という思い込み
子どもの自己肯定感を上げるコツ
もしも、お子さんが「私は頭が悪いから勉強ができない」と言っていたら、自分に自信がなく、自己肯定感をもてない状態になっていると思ってください。
つい、「どうして○○できないの?」「お友だちの○○ちゃんは頑張っているのに」などと言ったり、「またダメだったんだ。ふうーっ」とため息をついたりするのはやめてください。
子どもは、ますます自分をダメだと思うでしょう。
それよりも、「あなたは、頭が悪いとどうして思うの? 想像力もあるし、一緒に話しているとすごく楽しいよ。勉強のやり方を変えてみたらどうだろう? 一緒に考えようよ」と言ってあげてください。
そして、お子さんの自己肯定感を上げるために毎日、いいところを見つけて、さりげなくほめてあげましょう。
あるいは、あなたのほうから「仕事で失敗しちゃった。なんか自信なくすわー」などと相談をもちかけてもいいかと思います。
すると、子どもは自分の言っていることや置かれている状況を客観的な視点から見ることができるようになります。 また、何か家庭内でお風呂掃除や食器の片づけなどの役割をもたせ、それをやってもらったときに、「ありがとう。とても助かったよ」と感謝を示すのも効果的です。
子どもの自己肯定感を上げるには、親が積極的に、かつさりげなく寄りそい、心を抱きしめ、自信を与えてあげることが大切なのです。
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