「最後までやり遂げる子」「すぐに飽きる子」の違いを生む1つの要因
どんなことをしてお金を稼ぐ?
【質問2】40歳になったとき、あなたは大金持ちになっていました。どうして大金持ちになったと思う?
今度は、ワクワクする質問です。
「きっと何か起業して成功したんだよ!」と子どもが答えたら、「そうかもね! どんな会社をつくったと思う?」「素敵! なぜそんな会社をつくろうと思ったんだろうね?」「社員は社長をどう思っているのかな?」などと、どんどん具体的にイメージさせましょう。
「お金持ちになんてなりたくないけど」と言うお子さんは、経済的に恵まれた育ち方をしているためにハングリー精神がないのかもしれません。もしくは、お金に対するネガティブな思い込みがある場合もあります。
「お金は汚いもの」「お金持ちは幸せになれない」など、親が偏った信念をもっていると、それが子どもに受け継がれるケースは大変多いものです。
お金は物質でしかなく、お金自体が幸せにしてくれるわけではありませんが、大切な存在を守ったり、時間を買えたりと、人生でとても役に立つものだと教えてあげてください。
とはいえ、お金に振り回される人生ではいけません。お金の正しい手に入れ方と使い方を子どもに学ばせましょう。
ワクワクしながら、お金を稼ぐ。そして自分を幸せにする。さらには、社会貢献することを幸せだと感じる。そんな人に育てたいですね
時間の大切さについて考える
【質問3】毎日、世界の時間を1時間だけ止められる力があったら、いつ、何をする?
この質問の意味は、毎日、自分だけ25時間使えるということです。プラス1時間をどう使うのか?
「お父さんなら、絶対に毎日1時間を趣味に費やす!」「ママは韓流ドラマをもう1時間見る!」など、大人にとっても嬉しい時間になりそうです。
子供ならば、「友だちとサッカーをする!」「こっそりレストランに入って、ごちそうを食べてくる!」といった答えが予想されます。
1日の中で好きな時間を止められるならば、どんな時間にするのかでも、使い方は変わってきそうです。「ちょうど眠たくなる午後に昼寝時間にする」「(他の人の時間は止まっているわけだから)好きな人の部屋に行ってストーカーのように探索する」などといった感じですね。
ただし、1時間しかないので、あまり遠くに行くと帰ってこられないかもしれません。毎日、1時間、自分だけ時間が増えることがどんな意味をもつのか?
これは、時間の大切さをあらためて実感させ、かつ時間の使い方を考えさせる質問です。
時間の配分を考えずに、流されるままに生きるか? それとも時間の配分を意識して生きるか? それは自分次第です。
自信がない・考えるのが苦手・傷つきやすい 「心が強い子」に育つ100の質問(大和出版)
問いかけるだけでOK!3500組以上の親子の人生を好転させてきた超人気カウンセラーが、自己肯定感、思考力、コミュ力など、何があっても生き抜いていける力を身につける方法を徹底解説。わが子の将来を真剣に考えている親の必読書