こどもの哲学に目から鱗! 小1が考える「生きる意味」の答えとは
小学校1年生のこどもたちと、小学校教師の鹿島和夫さんによる交換日記・「あのね帳」。
「せんせい、あのね」から始まる「あのね帳」に書かれたこどもたちの素直な言葉の中には、大人が思わずハッとするようなものも。
本記事では、そんなこどもたちのつぶやきを、ヨシタケシンスケさんのイラストとともにご紹介します。
※本稿は、鹿島和夫著・ヨシタケシンスケ絵『一年一組 せんせいあのね こどものつぶやきセレクション 』(理論社)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
大人もハッとする作品たち
「こども」 いわはまえりこ
こどもはいつかおとなになるのでしょう
おとなはむかしこどもだったんでしょう
みんな
そのときのきもちを
たいせつにしてもらいたいなあ
「にんげん」 えぐさたくや
せんせい
にんげんは
なんのためにいきているんですか
ぼくは
たっぷりあそんで
たのしむためだとおもいます
せんせいはどうおもいますか
「かみさま」 しげむらまさと
せんせい
まえからおもっていたんだけど
かみさまはどうやってうまれたんですか
にんげんもどうやってうまれたんですか
ふしぎすぎます
わからないからおしえてください
せんせいもわからないでしょう
ほんとうはだれもわからないから
にんげんがかみさまをつくったのでしょう
関連書籍
一年一組 せんせいあのね こどものつぶやきセレクション(理論社)
鹿島和夫さんと鹿島さんが担任した小学校一年生たちとの、いわば交換日記であった「あのね帳」から、54篇のつぶやきをセレクト。
笑いをさそうもの、胸をうつもの…こどもたちから生まれた生のことばがヨシタケシンスケさんの絵とタッグを組み、新たに心をゆさぶる。